登録 : 2016.11.14 00:30 修正 : 2016.11.14 08:24

大学生もおひとりさまもお祭りムード 
DJトラックから流れる音楽に合わせて踊りながら「下野」 
チョPD、チョン・テチュン、イ・スンファンの歌「合唱」 
パロディー・風刺プラカードに笑い 
地下鉄運転士の応援コメントに歓声 
交番は参加者にトイレを開放

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社

100万人が終結した12日のソウルのキャンドル集会は、公式的には「第3次汎国民大会」または「民衆総決起大会」と呼ばれているが、お祭りのような雰囲気に因んで「ソウル下野フェスティバル」(ソ下フェ)という非公式のあだ名も付けられた。朴槿恵(パク・クネ)大統領と「陰の実力者」チェ・スンシル氏が残した数多くの語録と行動はフェスティバルに参加した人たちの楽しい「餌食」となった。

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社

■これが「ソ下フェ」…自撮りしながら「下野せよ」

 12日、主催側推算100万人(警察推算26万人)が集まったソウル光化門(クァンファムン)一帯には,

昼から奇妙なお祭りムードが漂っていた。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)トラックからDJが流す音楽に合わせて、集まった人がまるで野外クラブのように踊っていた。大学生の中にはニワトリのかぶり物を着けて五方嚢を体に巻きつけて行進する人もいた。彼らは新しく「民衆歌謡」になった少女時代の「また巡り逢えた世界(Into the new world)」を一斉に歌い、歌手「10センチ」の「アメリカーノ」の替え歌「下野リカーノ」を合唱した。光化門広場の中央には精巧に作られたギロチンが設置された。「朴槿恵(パク・クネ)退陣」と書かれた大型の喪輿が(まるでモーゼのように)キャンドルの波を割った。

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社
今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社

 様々な団体が配った「朴槿恵退陣」、「出ていけ朴槿恵」などのプラカードやキャンドルを持って、自撮り棒で「記念写真」を撮る人たちの姿も目立った。同日午後遅く、光化門世宗大王像前のステージに歌手のチョPDとチョン・テチュン氏、イ・スンファン氏らが登場すると、雰囲気はさらに熱く盛り上がった。イ・スンファン氏のヒット曲「ダンクシュート」の「ヤバルラバヒキヤ」という歌詞を「下野しろ朴槿恵」に替えた歌声が、光化門広場に響き渡った。「ソテジワアイドゥル」の「何如歌」は、朴槿恵大統領の「下野歌」となり、映像を見ていた人々の笑いを誘った。公演の合間に司会者が「朴槿恵は下野せよ」「何もするな」というスローガンを叫ぶと、キャンドルを手に光化門交差点を埋め尽くした人の波が口を揃えて叫ぶ声が、摩天楼の谷で木霊した。この日、初めて集会に参加したという大学生のパク・ジュヒさん(24)は「国民を無視する大統領の行動に怒りを覚えただけではなく、人がたくさん集まりそうだったので、歴史的瞬間に参加したかった」と話した。

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社
今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社

■イブルパクグンウィホムヒェ下野…スンシリョ

 朴大統領とチェ・スンシル氏の名前や「語録」を活用したユーモア溢れるプラカードが人々の笑いを誘っていた。「イブル(布団)朴槿(韓国語の音読みで外は)ウィホム恵(危険だ)下野(だから)…スン(手)シリョ(冷たいと嫌いを掛け合わせたもの)」と書かれた大型プラカードは、朴大統領とチェ・スンシル氏の名前を絶妙に融合させ、「下野」を促していた。朴大統領の国民に向けた談話から出た「こんなことを見るために、大統領になったのかと思うと、自己嫌悪に陥ってしまうし辛い」は最大の流行語となった。「こんなことを見るために投票したのか、税金を払ったのか、国民になったのか、勉強したのか、16年間生きてきたのか」など、様々な形で登場した。「支持率も実力だよ、お前の親を恨んで」と書いて、朴大統領と朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の顔を描いたプラカードは「運も実力」と言っていたチョン・ユラ氏の「語録」を用いたブラックユーモアだった。

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社
今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている//ハンギョレ新聞社

■地下鉄の運転士ら「大韓民国のために頑張ってください」

 ソウル市庁駅、光化門駅、景福宮(キョンボククン)駅は、集会に参加する人の波で麻痺した。地下鉄5号線の運転士は「キャンドルが灯っている光化門駅です。次の駅で降りる方はお体に気を付けて大韓民国のために頑張って下さい」と案内放送し、地下鉄3号線でもある運転士が「今日の集会に参加した市民の皆様お疲れ様でした。正しい大韓民国のために努力した市民の方々を目的地まで迅速かつ安全にお送りします」と放送して、列車の中に歓声が起きた。ソウル中区世宗路交番は、集会参加者にトイレを開放した。「下野せよ」と書かれたステッカーを身に付け、「退陣せよ」というプラカードを手に持った市民が交番の中で並んでいる異様な風景も見られた。

今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている
今月12日ソウルで開かれた民衆総決起大規模集会に参加した人たちが思い思いのプラカードや横断幕を持っている

■一人ご飯、一人酒に続き、集会も「おひとりさま」

 一人ご飯と一人酒が流行っている時代、集会にも「一人で」参加する「おひとりさま」の姿も目立っていた。フェイスブックには集会に一人で行く人のためのページ「一人で来た人たち」が作られた。同日、「一人で来た人たち」の旗の下に集まったおひとりさまは約40人だった。この日、初めて会った人々は旗の下に自由に集まって、自由に動き出した。イ・ウォンサン氏(30)は「友達は家庭があり、忙しいから一緒に行こうと誘えなかった。一人で参加するとさびしいかもしれないと思って、フェイスブックの集まりを訪ねてきたが、集会に参加する間、用事があったら自由に抜けたりまた戻ってきたりして、自由に行動できるのがいい」と話した。日本で働いているというホ・ドンヨンさん(32)は「日本人の同僚や友人に(韓国の状況について)しきりに訊かれて、ずいぶん恥ずかしい思いをしたので、集会に参加するために30万ウォン(約2万7千円)をかけて、韓国にきた」として、「一緒に行く人を探したが、後輩たちがすでに先週行ってきたため、彼ら(おひとりさま)に合流した」と話した。

パク・スジ、パク・スジン、コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-11-13 18:17
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/770092.html 訳H.J(2529字)

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