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チェ・スンシル氏の娘、梨花女子大に退学届提出し召喚に応じる考え示す

登録:2016-11-11 05:28 修正:2016-11-11 08:34
ポスコ会長も11日に召喚
2014年9月20日、仁川市ドリームパーク乗馬場で開かれた2014仁川アジア競技大会の馬術競技の団体戦に出場したチョン・ユラ氏が試合を行っている=仁川/聯合ニュース

 チェ・スンシル氏の娘チョン・ユラ氏(20)が梨花女子大学に退学届を提出したことが確認された。チョン氏は、検察が召喚すれば、帰国して取調べを受けるという立場を明らかにした。

 梨花女子大学は10日、「チョン氏が先月31日、オンラインで退学届けを提出した」と明らかにした。学校側の説明によると、梨花女子大学は、オンライン統合行政サービスで退学を申請できるが、退学届をプリントアウトし、学生本人と保護者、指導教官、学科長などの確認・捺印を受けなければならない。梨花女子大学関係者は「退学届けは、当事者でなくても、代理人が代理人証明書類を持参した場合は、提出できる」と付け加えた。チョン氏をめぐっては、梨花女子大学の入学・学事管理において特恵を受けると共に、サムスンから巨額の乗馬訓練費を支援してもらった疑惑などが持ち上がっている。教育部は、チョン氏の特恵疑惑に対する特別監査を行っているが、監査結果によっては入学が取り消される可能性もある。チェ氏親子の弁護を担当しているイ・ギョンジェ弁護士は同日、「チョン氏は、もし検察が召喚すれば、帰国して取調べを受ける考えを示した」と明らかにした。

 「チェ・スンシル疑惑」を捜査する検察特別捜査本部(本部長イ・ヨンヨル)は同日、ポスコのクォン・オジュン会長を11日に召喚調査すると明らかにした。検察が企業の会長を召喚調査するのは初めてのことだ。ポスコはミルとKスポーツ財団にそれぞれ30億ウォン(約2億8千万円)と19億ウォン(約1億8千万円)を出資しており、クォン会長は広告監督のチャ・ウンテク氏による広告会社ポレカの強奪疑惑ともかかわっている。検察はまた、朴槿恵(パク・クネ)大統領がミル・Kスポーツ財団への支援を要請するため、単独面談したとされる大企業のトップ7人を召喚調査することを検討している。検察関係者は「(単独面談の疑惑と関連して)実体的真実を明らかにするためには、何を話し合ったのか調査しなければならない。それができない場合は直接調査も念頭においている」と明らかにした。朴大統領は7月24~25日、イ・ジェヨン・サムスン電子副会長、チョン・モング現代自動車グループ会長、キム・チャングンSKスペックス追求協議会議長、ク・ボンムLGグループ会長など、大手企業のオーナー7人と大統領府で面談し、両財団に対する支援を直接要請した疑惑を受けている。

 一方、同日、拘束令状が請求されたチヤ氏は昨年3~6月、ポスコグループの系列会社である「ポレカ」を買収した中小広告会社の代表を脅迫し、ポレカの持分を手に入れようとして未遂に終わった容疑をかけられている。また、2006年1月から今年10月まで本人の所有会社であるアフリカ・ピクチャーズの運営資金10億ウォン(約9211万円)を横領した疑いも持たれている。検察はまた、昨年、アン・ジョンボム前政策調整首席秘書官と共謀し、知人を大企業の役員に就任させ、プレイグラウンドを大手企業の広告代行会社に選定させた容疑も適用した。

コ・ハンソル、キム・ミンギョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/769810.html 韓国語原文入力:2016-11-10 19:34
訳H.J(1589字)

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