登録 : 2016.11.07 02:16 修正 : 2016.11.07 05:37

ハンギョレ新聞を持って景福宮に入ろうとした市民に 
「政治的印刷物は持ち込めない」として取り上げ 
警察「ビラなど、危険物の統制のため」 
「ビラを取り上げる法的根拠もない」

ハンギョレ新聞土曜版//ハンギョレ新聞社
 警察がハンギョレ新聞を持って景福宮に入ろうとした市民に、「政治的印刷物は(宮内に)持ち込めない」として、新聞を取り上げたという証言が出た。

 キム・ミンジさん(26)は今月5日午後3時に一行と共に、景福宮を見物するために宮内に入ろうとした。キムさんは当時、ソウル鍾路区光化門(クァンファムン)広場でハンギョレが市民に無料配布していたハンギョレ新聞土曜版を手に持っていた。

 職員に入場券を見せて宮内に入ろうとした瞬間、大統領府の外郭警備を担当している2人の警察官がキムさんを制止した。警察官はキムさんが持っている新聞を指さしながら「(新聞を)持って入ることはできません。後でお返しします」と言ったという。キムさんが具体的な理由を訊くと、警察は「政治的な印刷物は持ち込めない」と言葉を濁した。警察の手には別の入場客から回収したとみられる数部のハンギョレ新聞が握られていた。結局、キムさんは新聞を警察に渡してようやく景福宮に入ることができた。キムさんは「『なぜ取り上げるのか?』と警察に訊いたが、彼らも(答えに)困っている様子だった。なぜ新聞を取り上げるのか、(彼らも理由が)分からないようだった」と話した。

 警察関係者は「ハンギョレ新聞(だから)ではなく、朴槿恵(パク・クネ)大統領の下野を求めるビラを何枚か持って入ろうとしたため、『預けて入場するように』要請したのだ。景福宮の神武門を通過すると、目の前に大統領府があるので、宮内は大統領などの警護に関する法律によって統制される。だから、危険物を統制している」と釈明した。「ビラが危険物か」という質問には「ビラを持って行って、大統領府の前でデモでもしたら困るからだ」と答えた。

 これについて、建国大学法科大学院のハン・サンヒ教授は「市民一人がビラを持って入って、たとえデモをするとしても、1人デモであるため、集会およびデモに関する法律上の警察の管理対象でもなく、職務質問の対象でもない。警察がビラを押収できるいかなる法的根拠もない」としたうえで、「市民の権利行使に対する警察の過剰な統制だと思われる。国民の基本権より大統領のご機嫌を優先する、大統領に対する過剰な忠誠心が原因で起きたこと」だと批判した。

コ・ハンソル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-11-06 12:25
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/768971.html 訳H.J(1154字)

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