登録 : 2016.10.22 01:06 修正 : 2016.10.22 07:32

乗馬協会の逸脱 
馬事会の許可なく監督をドイツに派遣 
懲戒受けなければならない幹部を「3重任」要求 
無報酬であった前例を破り給与も与え 
 
サムスン、他のスポーツ種目は解体の中でも支援増やし 
乗馬に600億ウォン投入のロードマップ作成 
共に民主党「チョン・ユラがサムスン所属であると主張 
陰の側近のコネのための包括的賄賂」

2014年10月、大統領府で開かれた仁川アジア大会の選手団激励昼食会に出席したチェ・スンシル氏の娘チョン・ユラ氏(左)=大韓乗馬協会ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社
 サムスンがチェ・スンシル氏の娘チョン・ユラ氏の乗馬をサポートするため積極的に動いた事実が次々と確認されている。

 チョン・ユラ氏が国際乗馬連盟のホームページの自己紹介欄に所属チームを「サムスン」と書いたと20日付朝鮮日報が報道したのに続き、サムスンが会長社である大韓乗馬協会が昨年、馬事会の許可なく元馬事会監督のパク氏(国家代表監督)をドイツに派遣したことが問題となり、パク監督が後に経緯書を書いたという事実が21日に確認された。今年初め、欧州の乗馬雑誌「ユーロドレッサージュ」は、サムスンがチョン・ユラ氏のために馬「ヴィタナV(Vitana V)」を購入し、ドイツに乗馬場まで購入したという記事を掲載するなど、サムスンの名前が絶えず登場している。ドイツの乗馬場は韓国の中小企業であるモナミが買収したことになっているが、この会社が今年サムスンから仕事を受注したことが明らかになり、サムスンとのつながりが疑われている。

 大韓乗馬協会のサムスン首脳部が、馬事会のパク監督を所属機関の許可なくドイツに派遣し物議をかもしているが、この件の実務責任者であるキム専務理事を擁護していることも目を引く。サムスン電子の社長であるパク・サンジン乗馬協会会長は、3回の重任制限規定にかかったキム専務理事のために、大韓体育会に対して「協会にとってぜひ必要な人物」と伝え、先月3回めの重任の承認を要請した。大韓体育会は財政の貢献や国際スポーツの地位向上など特別な業績がないとし、重任要請を否決させた。しかし、乗馬協会は再審を要求し、現在役員審議委員会に係留中だ。サムスンは無報酬の名誉職だった以前の事例とは違い、キム専務理事に給与も与えている。

 サムスンのスポーツチーム運営哲学に比べても、大韓乗馬協会に対する支援は度を越えている。サムスンは年間20億ウォン(約1億8000万円)ほどかかるサムスンラグビーチームを親企業の不況を理由に昨年解体し、イ・ゴンヒ会長が愛着を持っていたレスリング種目に対する支援も2012年に終えた。サムスンテニスチームも消えた。サムスンのプロ野球、サッカー、バスケなども、コスト削減やマーケティング強化に向け第一企画の傘下に編入させた。

 一方、乗馬協会引き受けには積極的だ。サムスンが会長社になった後、2020東京オリンピックの馬術でのメダル獲得に向け、5年間海外転地トレーニングと大会出場、馬の購入費など600億ウォン(約55億円)を投入する中長期ロードマップも作成した。会社の規定を軽視したパク馬事会監督が今年初めついに馬事会の監督職から解任された時、サムスン出身のヒョン・ミョングァン馬事会会長を訪ね、パク監督との再契約を勧めたという。パク監督がドイツで乗馬訓練中のチョン・ユラ氏をサポートするためにドイツ行きを強行したという主張を裏付ける情況だ。パク監督とキム専務は前任のパク某専務理事と非常に密接だが、パク元専務理事がチェ・スンシル氏の腹心だったという話が出ている。サムスンが乗馬の不正で実刑を受けて出てきたパク元専務理事の影響力に振り回されたという事実も、超一流企業のイメージとはそぐわない。

 共に民主党のウ・サンホ院内代表は21日、「チェ・スンシルゲート真相究明最高委員会議」で「チョン・ユラがサムスン所属だと明らかにしたことが政経癒着の連結環だ。他の大企業は強圧によってミル・Kスポーツ財団の募金に消極的に対応した側面がある。ところがサムスンはそれを越えて、政権の陰の側近実力者が誰かを知り、よく見せるため積極的に便宜を図った。包括的賄賂罪に該当する可能性がある」と批判した。

キム・チャングム、ハ・オヨン、イ・ジョンエ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-10-21 22:11
http://www.hani.co.kr/arti/sports/sports_general/766791.html 訳M.C(1912字)

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