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オバマ、国連総会演説で「北朝鮮は核実験の代価を払うべき」

登録:2016-09-22 02:03 修正:2016-09-22 08:16
「核実験でみなを危険にさらしている」批判 
韓国と対比し「計画経済」の問題点も指摘
バラク・オバマ大統領が20日、国連総会で任期最後の演説をしている//ハンギョレ新聞社

 米国のバラク・オバマ大統領は20日(現地時間)、ニューヨーク国連本部で行った任期最後の国連総会演説で、核拡散を防ぐための全世界の努力を強調し、北朝鮮の核実験を非難する一方、相応の代価を払わなければならないと明らかにした。

 オバマ大統領はこの日の演説で、人類が直面した多くの挑戦のなかで核兵器を指摘し、「私たちが核兵器の拡散防止の努力をせず、「核のない世界」を追求しないならば、核戦争の可能性は避けられない」と述べた。

 オバマ大統領はさらに、「イランは自国の核プログラムに対する制限(凍結)措置を受け入れることで、グローバル安保や他の国家と協力する能力を向上させたが、北朝鮮は核実験を行うことで私たちみなを危険にさらしている」と批判した。オバマ大統領は「このような基本的な合意を破るのは、いかなる国であれ相応の代価を支払わなければならない」と明らかにした。核兵器不拡散の重要性を強調するため、「模範事例」のイランと「失敗事例」の北朝鮮を対比させたが、発言の脈絡から見て、米国行政部が北朝鮮の5回目の核実験に関して対北朝鮮制裁の水位を高めていくものと予想される。

 オバマ大統領はまた、「米国のように核兵器を保有した国家は核兵器保有量削減の道を追求しながら、核実験を二度と行わないという基本的な規範を再確認しなければならない特別な責任がある」と要求した。

 オバマ大統領はまた、世界経済の不均衡の解消に対するアプローチに言及し、計画経済では解決が不可能だという点を強調するため北朝鮮と韓国を対比させもした。彼は「成功した韓国と不毛の地の北朝鮮の克明な対照は、中央集権的経済、計画された統制経済が袋小路に入ったことを示している」と述べた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-09-21 09:20

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/761987.html?_fr=sr1 訳M.C

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