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セウォル号家族協議会ユ・ギョングン執行委員長無期限ハンスト座り込み

登録:2016-08-28 21:40 修正:2016-08-28 23:22
17日から光化門広場で開始 
「特調委活動保障」を 国会に訴え
家族協議会のユ・ギョングン執行委員長=資料写真//ハンギョレ新聞社

 4・16セウォル号惨事家族協議会のユ・ギョングン執行委員長が、4・16セウォル号惨事特別調査委員会(特調委)の活動期間保障と特検(特別検事)の導入を要求して無期限ハンスト座り込みに入った。

 ユ委員長は18日、自身のフェイスブックを通して「昨日(17日)から光化門セウォル号広場で“決死の断食(死生決断食)”を始めた」と明らかにした。“死生決断食”は「決死の覚悟でけりをつけるための断食」で、セウォル号惨事の真相糾明のための決死の覚悟でもあるが、共助の約束を繰り返しながらも与党の主張ばかり受け入れている「共に民主党」と「国民の党」に対し、国民の命令を履行せよと促すためだと語った。

 ユ委員長は「第20代国会が与小野大の構成になって、野党3党が共助を宣言した時まではそれでもセウォル号の被害者たちは希望を抱いていた。しかし返って来た返事は、世論のせい(で難しい)、手続きのせい(で難しい)といったものばかりだった」と言い、「セウォル号惨事の真相糾明特別法改正と特検導入議決はしようとせず、セウォル号の船体調査も別途の機構が担当し得るといった内容の国会交渉団体院内代表間の合意事項を今月3日に伝え聞いた」と話した。そして「2年前に私たちが経験した事(訳注:2年前の特別法制定の過程で第1野党が被害者家族たちの意思を聞かずに独断で与党と合意してしまうことが繰り返された)をまた経験することになるかも知れないと思った」と付け加えた。

 ユ委員長は2014年7月にも、セウォル号特別法の制定を要求して無期限断食座り込みをした事がある。 当時遺族15人の無期限断食座り込みは「ユミンの父さん」キム・ヨンオ氏が46日目に断食を中断して終わった。彼は「健康状態が 2年前と明らかに違う上に、長期の断食がどれほど苦しいものかを経験しているので、恐ろしくもなる」と言いながらも、「セウォル号特調委が法の保障した期間中に聖域なき調査ができるよう特別法を改正し、セウォル号船体の調査を特調委の任務とすることを、第20代国会に要求する」と明らかにした。 彼はまた「国会議長の職権上程によって、特調委が要請した特検を直ちに議決すべきだ」として「両野党が手続き問題の陰に隠れないで、生存のために苦しみもがいている国民のことを考えてほしい」と話した。

キム・ミヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-08-18 10:37

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/757234.html  訳A.K

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