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北朝鮮、6日から第7回労働党大会

登録:2016-05-04 23:22 修正:2016-05-05 06:34
「金正恩、21世紀の太陽」雰囲気高調 
決定書採択・中央委員選挙を予定
金正恩北朝鮮労働党第1書記=資料写真//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮は連日、金正恩(キムジョンウン)労働党第1書記の業績を強調し「70日戦闘」の成果を宣伝して6日から始まる第7回労働党大会のムードを盛り上げている。 36年ぶりに開かれる労働党大会は3~4日間にわたり開かれると予想される中で、特に「党大会決定書」にどんな内容が盛り込まれるかが注目される。

 北朝鮮労働党の機関紙である労働新聞は4日、「革命の道を最後まで進む」というタイトルの「政論」で、金正恩第1書記を「21世紀の偉大な太陽」と呼び、執権5年の成果を報道した。 新聞は金第1書記の目標が金日成(キムイルソン)主席と金正日(キムジョンイル)国防委員長が立てた「社会主義強勢国家」の他に「天下第一強国の大きな家」を建てるとし、平壌(ピョンヤン)黎明通り、白頭山(ペクトゥサン)英雄青年発電所、70日戦闘、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の成功などを成果として挙げた。

 第7回党大会は北側なりには着実に準備されているものと見られる。 労働新聞はこの日、党大会を控えてロシア、イラン、ネパール、モンゴル、バングラデシュなど20余カ国の政界、社会界、経済界の高位関係者が祝電を送ってきたと報道した。 ラジオ放送の朝鮮中央放送は3日、「大会参加者が2日に平壌に到着した」と明らかにした。 2月23日から始まった「70日戦闘」は、各種メディアによれば「目標を超過達成」し2日に終えられたという。

 今回の党大会が3~4日間にわたり進行されるだろうという韓国国家情報院の判断を前提にして、北朝鮮の事情に精通した消息筋は、金正恩第1書記が6日に開会辞とともに党大会が開かれなかった36年間の事業内容を評価・討論する党中央委事業総括報告を行うと話した。 7日には党中央検査委の事業総括報告と党規約の改正討議に続き、政治・経済・対南・対外分野の主要政策の方向を盛り込んだ決定書を採択し、8日には中央委員など主要職責の選挙を行って閉会するだろうというのが消息筋の予想だ。

 韓国統一部のチョン・ジュンヒ報道官はこの日、定例ブリーフィングで「北朝鮮が今回の第7回党大会を通じて『北朝鮮式社会主義党・国家体制の制度的完成を期する一方、金正恩体制の強化』を図るだろうと見る」と述べた。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/742515.html 韓国語原文入力:2016-05-04 19:16
訳J.S(1090字)

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