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北朝鮮、5月初めの労働党大会に向け拍車

登録:2016-04-19 21:34 修正:2016-04-20 07:15
1980年の第6回労働党大会=資料写真//ハンギョレ新聞社

金正恩第1書記「人民軍代表」に続き
「平安南道代表者」に推戴
統一部「対北朝鮮制裁の影響で
大会の資金調達に支障が予想される」

 金正恩(キムジョンウン)労働党第1書記が、労働党平安南道代表会で党大会代表に推戴されるなど、5月初めに36年ぶりに開かれる第7回労働党大会の準備を加速させている。政府は、北朝鮮が党大会を通じて金正恩政権5年の成果をまとめ、「経済大国」を誇示する一方、将来のビジョンを提示すると予想されるが、国際社会の対北朝鮮制裁の影響で実質的な成果をあげるのは難しいとの見通しを示した。

 金第1書記は、18日に開かれた平安南道代表会で、第7回党大会の代表に推戴されたと、朝鮮中央放送が19日に報じた。金第1書記は、12〜13日に開かれた労働党人民代表会で、党大会人民軍代表に推戴された。これに先立ち、北朝鮮(労働党)は市郡別党代表会を開き、道党代表会に参加する代表を選ぶ選挙を行った。市道ごとに党代表者選出が完了すると、党大会日程を確定し、招集公告を出した後、党大会を開くことになる。国家情報院は、党大会が5月7日頃に開かれるとの見通しを発表した。

 統一部当局者は「北朝鮮制裁の影響で、党大会の資金調達に支障が予想される」と述べた。消息筋は、「2月11〜13日キム・ヨンチョル(統一戦線部長)などがラオスなどを訪問したが、党大会への招待外交において目立った動向は見られなかった。北朝鮮に対する制裁局面で外交的地位が縮小したためと判断される」と分析した。 第1、2、5回党大会には外賓の招待がなく、直前の党大会である第6回(1980年10月)では当時の李先念・中国副主席など118カ国から177の代表団が招待を受けて北朝鮮を訪れた。

キム・ ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-19 19:51

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/740421.html 訳H.J

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