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メーデーで韓国二大労組が全国各地で同時集会 

登録:2016-05-01 22:42 修正:2016-05-02 06:30
5万人「労働改悪やめよ」
第126周年メーデーの1日午後、民主労総がソウル鍾路区大学路で開いた世界メーデーに参加したホームプラスの組合員がカートを引いて行進している =キム・ミョンジン記者//ハンギョレ新聞社

 1日、126周年メーデーを迎え二大労組を中心に全国各地で大規模な「メーデー集会」が開かれた。 集会に参加した人々は「失業を拡大する労働改悪に反対」、「最低賃金1万ウォン(約940円)で人間らしい暮らしを」のスローガンを叫び、韓国政府が経済失政の責任を労働者に転嫁していると批判した。

韓国労総の組合員がソウル中区太平路のソウル広場で開かれた「5・1全国労働者大会」でスローガンを叫んでいる =キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

 全国民主労働組合総連盟(民主労総)はこの日午後、ソウル大学路(テハンノ)のマロニエ公園をはじめ仁川、大田、光州、全羅南道、大邱、釜山、蔚山、済州など15地域で同時多発「2016世界メーデー集会」を開いた。 主催側は全国で5万人が参加したと推定した。 民主労総のチェ・ジョンジン委員長職務代行はこの日の大会辞で「整理解雇と構造調整は経済危機を呼び起こした政府と資本に免罪符を渡し、懸命に働いてきた労働者にその責任を負えと言っている」として、労働改悪中止▽経済危機を招いた財閥処罰▽最低賃金1万ウォン獲得▽週35時間労働制施行▽間接雇用・特別雇用労働者の基本権保障を「メーデー5大要求」として掲げた。

 韓国労働組合総連盟(韓国労総)もこの日、ソウル広場で4万人(主催側推定)が参加した「5・1全国労働者大会」を開き、政府の「労働改悪」政策中止を要求した。 韓国労総のキム・ドンマン委員長は大会辞で「政府が労働改革という美名の下に容易な解雇と賃金削減、非正規雇用の量産を押しつけている」として「だが、先日の4・13総選挙で政権与党は惨敗した。 民意を尊重する政府ならば、これまでの国政運営と政策基調が誤っていたことを認め、新しい道を模索しなければならない」と政府を批判した。 集会は平和的に行われ、警察との衝突はなかった。

パク・スジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/742050.html 韓国語原文入力:2016-05-01 21:02
訳J.S(1032字)

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