登録 : 2016.04.27 00:59 修正 : 2016.04.27 07:33

与野党と政府の協議体には消極的

朴槿恵大統領(左のテーブルの中央)が26日、大統領府で中央報道機関の編集・報道局長との昼食懇談会で冒頭発言を行っている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

野党との共治方案

 朴槿恵(パククネ)大統領は26日、3年ぶりに開かれた報道機関幹部との懇談会で、国会への「不満」を吐露し、大統領としての「無力感」を訴えた。政権与党の4・13総選挙惨敗の主な原因が朴大統領の一方的な国政運営にあると批判されているにもかかわらず、朴大統領は「大統領としてできることはなかった」とし、今回の総選挙の結果が「大統領の足を引っ張る両党体制」にあると強調した。朴大統領は18日、「今回の選挙の結果は、国民の民意が何だったのかを考えさせられるきっかけになった」とし、「民意を謙虚に受け止める」と強調したが、実際は総選挙前の「国会審判論」から一歩も進んでいない政局認識を露わにした。

国政運営の支障は「野党が原因」 

「大統領としてできることがない 
野党に会って協力求めても 
何も変わらない... 」 

与党、大統領府との関係改善の意志が不足している 

「与小野大よりも大変なのは 
与党と政府が歩調を合わせられないこと」

■総選挙の結果は、「植物(状態の)国会」が原因

 朴大統領はこの日の懇談会で、派遣分野の拡大を骨子とした派遣法改正案を中高年層のための「雇用創出法」だと強調し、これを拒否している野党を強く批判した。朴大統領は「(派遣法の通過を)どうにか進めてみようとしたが、ほとんど何もできなかった。独りで(そのことを)考えていると、呆れ果てて心が痛む。国民に満足のいく生活を送っていただきたくて大統領になろうとしたし、夜も寝ないでこのように悩んできたが、いざ大統領になっても、できることが何もない」と息苦しさを吐露した。また、朴大統領は「任期を終えたら、心残りがひどくなりそうだ」とし、「大統領がこれほど頼み込んで、数年間も訴え続けたら、『では、やってみろ、そして責任を取ってみろ』というふうにはできないものでしょうか」と訴えた。

 朴大統領のこのような不満は、今回の総選挙惨敗の原因を「植物国会」に求めることに繋がった。朴大統領は、自分が要求してきた、いわゆる「経済活性化法」の国会処理が先送られ、「国民の立場から変化と改革が必要だと考えたもの」と分析した。昨年末から続いてきた国会審判論の延長線上にあるものだ。朴大統領は「第20代国会で国民が望む最も重要なことは、経済を活性化し、雇用を増やすことで、国民生活を少しでも向上させてほしいというのが主なキャンペーンだった」としながら、「私も民意を大事にする上で国民生活の向上に集中し、その部分で国会と引き続き協力をしていく」と述べた。

■「野党との共治」より「内部引き締め」を強調

 朴大統領は、与小野大の国会での野党との協力方案について、3党代表会合の定例化などを積極的に検討していると明らかにした。また、与野党と政府の協議体などの具体的な協力案についても「(協議体で)集中的に研究を行い、政府とコミュニケーションを取りながら、(政策を)進めていくのも一つの方法だと思う」と述べた。しかし、朴大統領は「私は(野党に)会う意向があるが、会っても平行線をたどっていく」と野党に対する不信感を表わした。朴大統領は「(野党指導部を)大統領府に招待して『その件は必ず協力してもらいたい』と頼んでも、何も変わらない。院内代表が変わったら、また会って(同じ)話をしても、また何も実現しない」とし、「野党の非協力」に対する不満を露わにした。

 朴大統領は、大妥協のための野党との連立政権に対しても、拒否意味を明らかにし、むしろ与党「内部引き締め」をさらに強調した。朴大統領は、与党と大統領府との関係を車輪に喩え、「与党と政府が互いに協議しながら、共に転がっていってこそ、国政運営が円滑になるが、内部でそれが合わず軋むばかりで、一方はこっちに行くのに、他方はあっちに行こうとすると、何もできなくなる」とし、自分を批判する党内非朴(朴槿恵)系に対する不満を表わした。

■国会先進化法の改正から一歩後退

 ただし、朴大統領は、国会先進化法改正の必要性については「法よりも重要なのは、法を運用する人の心」だとして、一歩後退した態度を見せた。朴大統領は、今年1月13日の対国民談話と記者会見当時、「良い趣旨を十分に生かしても足りないのに、むしろ政争をさらに加重させ、国会の立法機能さえ麻痺させている」と主張し、争点法案の職権上程処理が可能になるように、国会先進法改正を推進している与党を支援した。しかし、今回の総選挙の惨敗で国会先進化法改正が事実上立ち消えになったため、立場を変えたものと見られる。

 朴大統領は「(第19代以前の国会は)国民から争いをやめて欲しいとよく言われていた。ユーモアを込めて言うと『動物国会』だった」とした上で、「ところが、第19代(国会)は何もできない植物国会となった」と批判した。その一方で、「国民の立場からすると、動物国会か、それとも植物国会かいう選択肢しかないというのは困惑せざるを得ない」とし、「国民にどちらかを強いることはできないと思っており、この法律よりもさらに大切なのが法を運用する人の心」と述べた。

チェ・ヒェジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-04-26 20:03

http://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/741383.html訳H.J

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