登録 : 2016.03.29 01:01 修正 : 2016.03.29 07:43

セウォル号特別調査委員会第2回聴聞会

28日午前、ソウル市庁多目的ホールで開かれた4・16セウォル号事故特別調査委員会第2回聴聞会で、セウォル号沈没の原因と運航過程における船体の欠陥をテーマにした第1部が行われている=シン・ソヨウン記者//ハンギョレ新聞社
セウォル号事故当時の操舵手の証言 
清海鎮海運が直接指示した情況 
事実なら追加処罰の可能性も

 「じっとしていなさい」というセウォル号船内の待機放送を、船会社の清海鎮海運が指示したという情況は、セウォル号事故関連の捜査や裁判の過程で一度も示されたことがないが、28日に開かれた4・16セウォル号事故特別調査委員会(特調委) の第2回目の聴聞会で初めて明らかになった。清海鎮海運がこうした指示を下した理由について、追加の調査が必要になるものと見られる。

 陳述をしたのは操舵手のチョ・ジュンギ氏。チョ氏は特調委の調査過程でカン・ウォンシク1等航海士が会社(清海鎮海運)と通話した直後に「海上警察が来るまで船内で待機しよう」と言ったと証言した後、「船は上意下達が徹底していて、会社の指示を受けたように見えたカン氏が命令調で話したため、他の船員たちも会社の命令として受け止めた」と述べた。実際、カン氏は清海鎮海運の海務チームのホン・ヨンギ主任と事故当日の9時15分から3分間にわたり電話で話した。ホン氏は検察の調査過程で、当時の通話で「『船が傾いているというが、何かあったのか』と尋ねたところ、カン氏が『動けない、船がほぼ横になっている』と答えた」と陳述した。また「『緊急放送はしたのか、救命胴衣は着用させたのか』という質問にも、カン氏が『動くことができない』と涙声で答えた」と話した。

 チョ氏は航海士たちが会議をした情況についても具体的に憶えていた。チョ氏は「珍島(チンド)海上交通管制センター(VTS)からの『船長の判断で退船させよ』という交信直後に、パク・ハンギョル3等航海士を除いた3人と意見を交換した結果、待機させるという結論を出した」とし「パク・ギョンナム操舵手も賛同するような話をした」と述べた。彼は「操舵室にいた誰かが『乗客が水に濡れた場合は、低体温症になるかもしれない。海洋警察が来るまで待とう』と話した」とし、「乗客が海に濡れないようにして、海上警察が来れば引きつごうという結論が出た」と述べた。しかし、カン氏は「会社と通話した内容は、正確に憶えていない」とし「航海士同士で会議した事実もない」と述べた。

 船内待機放送を行った旅客部の乗組員カン・ヒェソン氏の陳述も会社が指示した情況を裏付けている。カン氏は、「ヤン・デホン事務長(死亡)が『会社から待機の指示がきた。追加の指示があるまで救命胴衣を着せて待機せよ」という指示を下した」とし、「9時26分頃、ヤン事務長が無線で『今操舵室にいるが、10分後に海上警察が来る』と言った」と述べた。当時ヤン事務長が操舵室近くで操舵室の会議の結果を聞いた可能性を裏付ける部分である。

 しかし、このような陳述について、カン・ウォンシク1等航海士は、「会社との具体的な通話内容は憶えていない」とし「操舵室で会議をした事実も初めて聞いた」と述べた。この情況が事実かどうかを確認できる鍵を握っているヤン事務長は事故当時死亡した。特調委は「船内待機放送」に関連する調査を第1号真相究明事件とし、真相究明の決定を控えている状態だ。今後、清海鎮海運関係者に対する調査の結果、船内待機放送を指示した事実が明らかになれば、会社関係者に対する追加の処罰も可能になると思われる。

 特調委は29日、セウォル号増改築過程と貨物の過積、運航管理における点検不良、引き揚げ手続などに関し、清海鎮海運や海運組合、海洋水産部関係者を呼んで尋問する計画だ。

パク・テウ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2016-03-28 19:55

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/737214.html訳H.J

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