登録 : 2016.03.22 06:45 修正 : 2016.03.22 07:46

新兵教育中の訓練兵=資料写真//ハンギョレ新聞社

講師の荒唐無稽な主張を聞かされた新兵
国防部に苦情入れると誤りを是認

 陸軍新兵教育隊で「4・19革命」と「5・18民主化運動」を、「北朝鮮のスパイが扇動した暴動」と説明する教育がなされた事実が確認された。遅れて事実関係の確認に乗り出した国防部と陸軍は、「再発防止のために努力する」と謝罪した。

 13日、軍人権センターとクァク氏(22)などによると、陸軍に入隊したクァク氏は去年 5月、京幾高陽(コヤン)市の新兵教育隊に入所し、「北朝鮮離脱住民の招聘教育」を受けていて荒唐無稽な内容に接した。「北朝鮮軍政訓将校出身の北朝鮮離脱住民」と自己紹介したある講師が講義中に「4・19革命と5・18民主化運動は、北朝鮮のスパイが韓国に侵入して人々を扇動して起こした暴動」と言った。彼はまた「暴動を起こして死亡した北朝鮮スパイを慰霊する展示物を北朝鮮で見た」とも主張した。

 当時、講義内容に問題があると考えたクァク氏は講義の途中で「大韓民国国会と政府で民主化運動と結論付けた事件を『北朝鮮が介入した暴動』と教育することには問題があるのではないか」と指摘した。しかしこの講師は「10年間このような講義をしてきたが反駁されたのは初めてだ」と言って返答を避け、見守っていた陸軍政訓将校もこの講師を擁護したとクァク氏は伝えた。 公式的に問題提起をしなければと心に決めたクァク氏は、健康上の理由で現役兵から社会服務要員に配置された後の先月、国防部のホームページに「大韓民国憲法前文に『不義に抗した4・19の民主理念を継承』すると出ているのに、これに違背する内容を講義するのは適切でない」として事実関係確認を要求する請願を出した。

 国防部は先月12日、遅ればせながら過ちを認めた。国防部は当時教育の責任者だったチョ部隊長の名前で返答を出し、「問題を提起した勇気を高く評価する。部隊で事実関係を前もって把握できなかった点は遺憾である。軍は自由民主主義守護のために不義に抗した4・19革命と5・18民主化運動の歴史的評価に全面的に同意し、再発防止のために努力する」と明らかにした。 陸軍もハンギョレを通して「北朝鮮離脱住民の安保講師が法的・歴史的評価の終わった事案について、自分の主観的経験だけで講義した事実があった。当該講師はこれ以上講義できないよう措置を取り、今後、北朝鮮離脱住民の安保講師をもっと厳正に選定する」と釈明した。

キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-03-13 19:54

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/734703.html訳A.K

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