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放送通信審議委 "5・18歪曲 総合編成 法定制裁"

登録:2013-06-05 23:12 修正:2013-06-06 08:14
13日‘警告’又は‘課徴金’強度決定される見込み
前北韓軍特殊数部隊出身と明らかにしたイム・チョンヨン自由北韓軍人連合代表が「5・18は北韓特殊部隊が介入した武装暴動」と主張している。 TV朝鮮‘チャン・ソンミンの時事タンク’ 13日放送/放送画面キャプチャー

放送通信委員会は総合編成審査資料 公開へ

 総合編成チャンネルが5・18民主化運動に関する歪曲報道で法定制裁を受けることになった上に、総合編成審査資料の情報公開も予定され、総合編成に対する社会的圧力が加重されるものと見られる。

 5日開かれた放送通信審議委員会小委員会で審議委員らは<東亜日報>の総合編成チャンネルである<チャンネルA>と<朝鮮日報>の総合編成チャンネルである<TV朝鮮>が‘5・18北韓軍介入説’を一方的に放映したことを叱責し、その背景を問い質した。 両放送会社は北韓軍介入説を主張した証言者などについて特別な事前検証をしなかった点を認めた。 TV朝鮮関係者は「時事プログラムが多いため、責任ディレクターがひとまず仕事を処理して重要事項があれば報告する体制」と話した。 チャンネルAのクォン・スンファル報道副本部長は「当時は(北韓軍として光州(クァンジュ)に投入されたという)証言者の話に妥当性があると見た」として審議委員らと激論を行ったりもしたが、不十分な取材過程に対する問題提起が続くや「十分に検証されていないという部分を認める」と話した。

 小委員会の結果により二つの番組は13日の全体会議で‘注意’以上の法定制裁を避けられない展望だ。 TV朝鮮に対して審議委員5人の内2人が‘課徴金賦課’、3人が‘警告’意見を出し、チャンネルAに対しては2人が‘課徴金賦課’、2人が‘注意’、1人が‘警告’意見を出した。 これらを勘案する時、制裁強度が‘警告’または‘課徴金賦課’になるのではないかという観測が出ている。 再許可審査にも影響を与える法定制裁には、課徴金賦課、関係者懲戒、該当放送訂正・修正・中止、警告、注意がある。 この内、課徴金賦課が最も強い制裁だ。

 この日の審議に先立ち民主言論市民連合、言論改革市民連帯、言論消費者主権国民キャンペーン、全国言論労働組合は放送通信審議委前で記者会見を行い「歴史歪曲および虚偽ねつ造放送をした二つの放送会社に最高強度の制裁を加えなければならない」と主張した。

 一方放送通信委員会は5日、総合編成チャンネルと報道チャンネルの審査資料を公開することにして、2010年12月に4ヶの総合編成チャンネルなどを選定した過程の‘黒幕’が明らかになるかが注目される。 言論改革市民連帯がこの情報の公開を要求して出した訴訟で、最高裁が先月24日原告勝訴を確定したことに伴う措置だ。 放送通信委員会はこの内、非公開要請をしなかった<キリスト教放送>(CBS)側資料を今月中に、朝鮮・東亜・中央・毎日経済など非公開を要請した総合編成・報道チャンネル希望事業者10社の審査資料は来月12日頃に公開する方針だ。 情報公開対象はこれら希望事業者が出した事業計画書、法人・個人株主現況、重複参加株主現況などだ。

 だが、総合編成側が9月に始まる再許可審査を控えて不利な情報の公開を阻むために行政審判や行政訴訟に出る可能性も提起されており、予定通り情報が公開されるかは見守らなければならないものと見られる。 言論改革市民連帯はこの日論評で「総合編成が狙うのは再度の時間稼ぎだけ」とし、放送通信委員会に対しても「‘いつにもまして公正で透明に審査した’と胸を張ったあの勢いはどこへ行ったのか」と問い詰めた。

チェ・ウォンヒョン記者、ムン・ヒョンスク先任記者 circle@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/590709.html 韓国語原文入力:2013/06/05 22:44
訳J.S(1558字)

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チャンネルA "5・18時 北韓軍来なかったという根拠はあるのか" 強弁

チャンネルA総合ニュース 15日放送. チャンネルA放送画面キャプチャー

放送通信審議委の‘5・18歪曲放送’制裁方針に反発
TV朝鮮は「事前検証を誤った点を全面的に認める」

 5・18民主化運動に北韓軍が介入したという内容を放送して物議をかもした総合編成チャンネル<TV朝鮮>と<チャンネルA>が法廷制裁を受けることになった。 しかし、謝罪放送をしたチャンネルA側は「(北韓軍が)来なかったという根拠はあるのか」として、制裁に対する拒否感を表出した。

 放送通信審議委員会は5日、放送審議小委員会を開いてTV朝鮮<チョン・ソンミンの時事タンク>とチャンネルAの<キム・グァンヒョンの蕩蕩平平(訳注:どちらにも偏らないの意)>プログラムに対する審議を進めた。 審議委員5人は両放送に対して法定制裁意見を出し、今後の全体会議で具体的制裁強度が決定される。 法定制裁には‘課徴金賦課’、‘関係者懲戒’、‘警告’、‘注意’があり、この内で課徴金賦課が最も強力な制裁だ。 審議委員は両プログラムが厳密に検証されていない内容を放送して、放送法上の公正性、客観性、名誉毀損禁止、品位維持などの項目に違反したと指摘した。

 この日、意見陳述に立ったTV朝鮮側は、謝罪放送と‘北韓軍介入説は事実無根’という内容の追加報道をしたことを強調して 「出演者の主張に対する事前検証が誤った点を全面的に認める」と明らかにした。 しかし放送で5・18時、光州(クァンジュ)に来た北韓軍出身という証言者を前面に出したチャンネルAのクォン・スンファル報道副本部長は「事前検証不足を認める」としつつも「実体的真実を予断せずに、今後総合的に追跡して行く」と明らかにした。 彼は「証言者が5・18の時に光州に来たと言うが、何の根拠があるのか」とある審議委員が尋ねると、「それでは来なかったという根拠はあるのか」と反問した。

チェ・ウォンヒョン記者 circle@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/590703.html 韓国語原文入力:2013/06/05 22:53
訳J.S(955字)

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