北朝鮮が、韓米合同軍事演習が「北朝鮮進攻作戦」を主な内容としているとして、「敵が特殊作戦の些細な兆候を示す場合は、直ちに先制打撃戦に突入する」と宣言し、強く反発した。
北朝鮮労働党機関紙の労働新聞は、17日付1面トップ記事で「敵が私たち(北朝鮮)の戦略的中枢地帯の内陸進攻作戦を骨子とする『第2部攻撃訓練』を強行し、自らを死に追いやるとも知らず、分別もなく暴れまくっている」という趣旨の「共和国政府・政党・団体特別声明」(16日発表)を報じた。声明は「米帝がアフガニスタンやイラクで敢行した特殊作戦が私たちの国でも通じると思うなら、それ以上の愚かな自殺的妄動はないだろう」とした上で、「国法には国の最高尊厳が脅かされる場合、それに直・間接的に加担した国と対象者は、核打撃手段を含め、すべての打撃手段を総動員して先制消滅するように定められている」と主張した。
韓米両国軍は7日から始まったキーリゾルブ訓練で「作戦計画5015」(北朝鮮の核・ミサイルなどの攻撃の兆候が見られた場合、先制打撃の概念を適用)を初めて適用し、集中的に検証したことがわかった。キーリゾルブ訓練は17日、事実上終了し、イーグル訓練は4月30日まで行われる。北朝鮮の「共和国政府・政党・団体特別声明」は、3回目の核実験後、韓米合同軍事演習が行われた2013年3月30日にも発表された。
一方、外交部は17日、韓国の新しい6カ国協議首席代表のキム・ホンギュン外交部朝鮮半島平和交渉本部長が18日に中国の北京を訪問し、6カ国協議議長の中国の武大偉・朝鮮半島事務特別代表と会う予定だと発表した。キム本部長は、今月10日、米国のワシントンを訪問し、ソン・キム米国務省対北朝鮮政策特別代表と就任の挨拶を兼ねた最初の協議を行った。
韓国語原文入力:2016-03-17 19:30