登録 : 2016.02.23 22:43 修正 : 2016.02.24 08:46

ビッグデータ分析 - 何を話したか 
公約集・閣僚会議のキーワード分析

朴槿恵大統領が23日午後、大統領府で開かれた「第2回大韓民国公務員賞授賞式」での映像を観ている=イ・ジョンヨン先任記者//ハンギョレ新聞社
 「26%→2%」対「11%→44%」

 過去3年間、朴槿恵(パククネ)大統領の国政基調の変化は、この二つの数値に要約される。大統領候補時代、「差別化された保守」としてのイメージを確立した福祉と経済民主化は、公約集では26%の割合を占めていたが、2015年には主要な発言リストからほとんど姿を消した。その代わりに雇用創出、経済の革新など、経済の活性化に関連する発言は、同期間中に11%から44%に4倍も上昇した。「金匙と土匙」(生まれながらの格差)をめぐる議論など、経済的・社会的不平等の拡大に対する懸念が高まっているが、朴大統領は「成長第一主義」に没頭している状況を表している。

候補時代には教育、福祉、経済民主化の順 
執権後は経済の活性化、雇用関連が多く 
「キーワード変化」のピークは労働分野 
不法派遣、元請の責任などを強調していたが 
構造改革、賃金ピーク制に急旋回

 ハンギョレとソウル大学ビッグデータ研究院のデータジャーナリズム・ラボ(ハン・ギュソプ・メディア情報学科教授研究チーム)は、朴槿恵大統領の大統領選挙公約集と任期3年間の主な発言を分析し、朴大統領の国政基調の変化を観察した。朴大統領が主に閣議と首席秘書官会議で懸案にかかわる発言を行ってきたため、55回の閣議と56回の首席秘書官会議での冒頭発言をもとにした。朴大統領が繰り返し言及したキーワードをコーレーク(KoRake)技法(フルテキストから各単語が中心的概念として取り上げられたレベルに応じて、キーワードを抽出する計算言語学的手法)に基づいて年次別に50個ずつを抽出した後、これを再び教育、福祉、経済民主化、経済の活性化、外交、文化、政治などの15分野に分けて再分類した。

 朴大統領の大統領選挙公約集では、キーワード1〜50位に教育(20%)と福祉(16%)に関連する言葉が最も多い割合を占めていた。「夢と才能を生かす教育」が重要な公約であり、国政目標の一つだっただけに、「公教育の正常化」「大学入試の改善」、「学校暴力の予防」「高等教育財政の確保」など、教育の公共性を拡大するための言及が多くされた。「公共賃貸」「次上位階層」「社会サービス」など福祉関連の言葉がその後に続き、「社内下請け雇用の保護」「苦痛の分担」などの経済民主化(10%)と政府機能(8%)、雇用(8%)なども比較的多く登場した。経済の活性化に関連するキーワードは6%に過ぎなかった。しかし、朴槿恵政権1年目から「経済活性化」関連に言及が22%に跳ね上がり、2年目と3年目にもそれぞれ22%、24%の割合を占めた。雇用関連の発言は、2013年から2015年の間に4→6→20%に急増した。朴大統領の昨年の主な発言の中で、雇用創出と経済活性化に関連が半分に近い44%に達したことになる。一方、候補時代に強調した教育・福祉・経済民主化は、就任1年目から2015年まで、それぞれ0→0→6%、0→0→0%、2→0→2%で、主なキーワード50位以内にも入らなかった。

 2013年には、キーワード50位以内に国民の幸福、朝鮮半島信頼プロセス、セールス外交など、外交安保を含めて比較的多様な分野が網羅されており、2014年にはセウォル号事故の余波で国の災害、安全システムなど「安全」が主なキーワードとして浮上した。労働改革など、4大改革を主な国政目標に掲げた2015年には、雇用創出と経済革新、サービス産業など、経済関連の言葉が大半を占めた。朴大統領の認識の変化は、特に労働分野で目立った。公約集では、不法派遣、元請業者の責任、非正規労働者の乱用禁止など、労働市場の二極化の解消を強調していたが、2015年には、賃金ピーク制導入、構造改革などの発言を主に行うなど、労働の柔軟化へと“急変”した。同時に「関心法案」の処理を求め、国会と野党を批判した政治関連の発言は、今年に入って大きく増えている。今年2月2日までの閣議と首席秘書官会議の冒頭発言を分析してみると、朴大統領が主に言及した言葉の中で、政界への批判が14%、経済の活性化が36%を占めた。

 これとは別に、年頭会見をもとに歴代の大統領との類似度を分析してみると、朴槿恵大統領と朴正煕(パクチョンヒ)元大統領の類似度が最も高いことが分かった。朴大統領の年頭会見には、経済成長と関連した重要なキーワードが20個で最も多く、朴正煕元大統領にも経済成長(16)に関連する言葉が最も多く登場した。一方、金大中(キムテジュン)・盧武鉉(ノムヒョン)元大統領は、福祉と分配に関連するキーワードが経済成長より多かった。金泳三(キムヨンサム)・盧泰愚(ノテウ)・全斗煥(チョンドゥファン)元大統領は、不正腐敗の清算、社会改革などが主なキーワードだった。経営者出身の李明博(イミョンバク)前大統領は、対外貿易(13)に関連するキーワードが最も多く、歴代大統領と「差別化」された姿を見せた。

チェ・ヒェジョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-02-23 19:49

http://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/731752.html訳H.J

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