龍山(ヨンサン)で惨事が起きた当時、撤去民を弁護したクォン・ヨングク弁護士が「龍山の惨事の主犯キム・ソッキ元ソウル警察庁長(セヌリ党予備候補)を審判する」として4・13総選挙に無所属で慶尚北道の慶州(キョンジュ)から出馬を宣言した。
クォン弁護士は21日、龍山の惨事が起きた現場のソウル漢江路の、かつてナミル堂があった場所で出馬宣言記者会見を開き、「龍山の惨事での殺人鎮圧の責任者がセヌリ党公認手続きを踏んでおり、セヌリ党議員チェ・ギョンファン氏がキム元庁長を“親パク”と紹介している」として「慶州市民をあからさまに無視する不義の現実に沈黙していることができず、キム元庁長の正体を暴露し、朴槿恵(パククネ)政権とセヌリ党を審判するために出馬する」と明らかにした。 龍山事故で夫のイ・サンリム氏を失ったチョン・ジェスク氏はこの日の出馬会見に出席して「撤去民の意思を代弁することのできるクォン弁護士が出馬を決心してくれて、申し訳ない思いと感謝の思いでいっぱいです」と言い、「キム・ソッキ元庁長を落選させるのに常に共に行動する」と発言した。 「路上の弁護士」のニックネームもあるクォン弁護士は、2009年の龍山事故当時、真相調査団の調査チーム長を務め、拘束撤去民の弁護団に参加した。クォン弁護士は15日に慶州に行き、地域の労組や市民団体活動家などと論議した後、慶州出馬の決意を固めたと伝えられる。 与党色の強い慶州には現在、キム元庁長とチョン・スジョン議員など6人のセヌリ党予備候補のほかに「共に民主党」の予備候補が1人登録している。
韓国語原文入力:2016-02-21 19:49