登録 : 2016.01.29 23:47 修正 : 2016.01.30 06:03

チェ・ソンヒ北朝鮮外務省米国担当副局長//ハンギョレ新聞社
 北朝鮮外務省の高官が相次いで中国とロシアを訪問している。 北朝鮮による4回目の核実験の後、国連安全保障理事会(安保理)を中心に国際社会の北朝鮮に対する制裁の動きが加速化する一方、北朝鮮がロケット(長距離ミサイル)の発射を準備中という観測が出てくる中での動きであるため注目を集めている。

 チェ・ソンヒ北朝鮮外務省米国担当副局長は、米国の朝鮮半島問題専門家と北朝鮮と米国の間のトラック2(民間次元)接触のため第3国の中国を訪れたとのことであり、パク・ミョングク外務省副相を団長とする北朝鮮外務省代表団はロシアを訪問した。対北朝鮮制裁を控え、北朝鮮の対応の動きが可視化しているのではないかと解釈される。

 複数の外交消息筋は29日、「チェ副局長が28日午前、北京の首都国際空港を通り中国に入国した」と伝えた。 チェ副局長は北朝鮮外務省のキム・ゲグァン第1副長官、リ・ヨンホ副相(6カ国協議首席代表)等と共に北朝鮮の代表的な核交渉関係者に挙げられる。 ある外交消息筋は「チェ副局長がトラック2出席のために訪中した。 最終目的地がどこかは確認されていない。 ただしトラック2接触には米国の朝鮮半島問題専門家たちが参加し、米国政府当局者は参加する計画がないと承知している」と話した。 チェ副局長は北朝鮮のチェ・ヨンリム元内閣総理の一人娘で、オーストリア、マルタ、中国などに留学経験があると伝えられている。 1980年代中盤から外務省で勤め始め、北朝鮮と米国の2国間交渉や6カ国協議など主な北朝鮮核交渉で通訳を専門担当してきた。

 北朝鮮と米国のトラック2接触は、25日にマレーシアのクアラルンプールでも開かれたという。 また別の外交消息筋は「25日に接触した時はハン・ソンリョル氏が参加したと理解している」と話した。 国連駐在北朝鮮代表部次席大使を務めたハン・ソンリョル氏は、現在は外務省米国局局長と推定されると韓国政府関係者は話した。 この外交消息筋は「現在の状況でトラック2が開かれても大きな意味はないだろう」と観測した。

 一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は北朝鮮外務省のパク・ミョングク副相を団長とする外務省代表団が29日、平壌(ピョンヤン)を出発しロシアに向かったと報道した。 北朝鮮代表団のロシア訪問の理由や日程、代表団の構成については明らかにしなかった。 北朝鮮の核実験以後、外務省代表団のロシア訪問は今回が初めてだ。

 国連安保理の常任理事国であるロシアは、北朝鮮に対する強力な制裁に否定的な態度だ。 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は26日(現地時間)の新年記者会見で「(北朝鮮核問題解決のための)絶対唯一の道は6カ国協議を再開すること」と強調した。 彼は朴槿惠(パククネ)大統領の5カ国協議提案に対して「良い考えとは思わない」と言い切った。 ロシアはさらに対北朝鮮貿易を大幅に拡大する計画だと明らかにした。 ロシア極東開発部のアレクサンドル・ガルシカ長官はダボスフォーラム出席の直後である26日、ロシア国営タス通信とのインタビューで「極東地域開発を強化し北朝鮮との貿易を大幅に拡大する」と話した。

キム・ジンチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-01-29 16:46
http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/728493.html 訳J.S(1443字)

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