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金正恩第1書記「米帝に核攻撃できるよう核武装力を強化」

登録:2016-01-13 22:03 修正:2016-01-14 06:55
国際社会の制裁に対し“報復核攻撃”を示唆
13日、ソウルと京畿道地域で発見された北朝鮮軍のビラ。横12センチ縦4.5センチのビラには「戦争の導火線に点火する『対北心理戦』放送再開をただちに止めろ!」などとするスローガンが書かれていた//ハンギョレ新聞社

 金正恩(キムジョンウン)北朝鮮労働党第1書記が4回目の核実験に対する韓国と国際社会の制裁と関連し、“報復核攻撃”に言及した。 4回目の核実験後、一週間ぶりに出された金第1書記の初めての公開発言だ。「核攻撃」を取り上げるほど、発言が激しさを増したのは、米軍の戦略兵器の朝鮮半島展開など、相次ぐ北朝鮮への圧迫に対する反発と思われる。

 金第1書記は12日、「敵が私たちの自主権を侵害し、脅威的な挑発を敢行すれば、党中央の命令によって米帝を魁首とする帝国主義勢力に核攻撃を加えられるように、核武装力を質量的にさらに強化していかなければならない」と述べたと、北朝鮮労働党機関紙の労働新聞が13日付で報じた。金第1書記は、労働党中央委員会の事務室で「水爆実験に成功」した核科学者などに「党と国家表彰」を授与したが、受賞した人の所属や名前などは、制裁を意識したためか、公開しなかった。

キム・ジンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-01-13 19:36

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/726052.html 訳H.J

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