登録 : 2016.01.12 07:49 修正 : 2016.01.13 06:25

デニス・マクドナー・ホワイトハウス秘書室長
「9・19履行なければ懲らしめ続ける
中ロとともに孤立させる」

「任期末のオバマに何ができるのか」
専門家は懐疑的

2013年の3回目の核実験後
制裁履行報告書を提出したのは36カ国だけ

 米ホワイトハウス高官が12日のバラク・オバマ大統領の一般教書演説を前に、北朝鮮の核問題に関連した立場を表明したが、既存の立場を繰り返すにとどまった。対北朝鮮圧迫と中国の役割論という、すでに失敗した対北朝鮮政策を維持することを意味する。国連の対北朝鮮制裁も効果を生まないと分析され始めている。

デニス・マクドナー秘書室長//ハンギョレ新聞社
 ホワイトハウスのデニス・マクドナー秘書室長は10日(現地時間)、CNN放送に出演し、北朝鮮の4回目の核実験に関する質問に対し「北朝鮮が核兵器の放棄を約束した2005年(9・19共同声明)に戻ることを含み、北朝鮮がした約束を守る時まで追い込む(squeeze)」と述べた。マクドナー秘書室長は「これは北朝鮮が国際社会に再び合流するための基本要件」であるとし「そうしなければ北朝鮮は懲らしめられ続けることになる」と主張した。北朝鮮が交渉を望むなら、まず核を放棄せよとの米国の従来の対北朝鮮政策を周知させ、「先に核放棄」させるため、交渉より制裁に重点を置く方向性を再び明確にしたものと分析される。

 またマクドナー秘書室長は「習近平中国主席が昨年9月(米国訪問時)にホワイトハウス南側の芝生で朝鮮半島非核化に対する中国の支持を強調するのを見届けた」とした上で「今後、韓国や日本だけでなく、中国やロシアとも共に北朝鮮をより孤立させることになるだろう」と述べた。北朝鮮に核を放棄させるため中国が対北朝鮮圧迫を一層強化すべきとする「中国役割論」もそのまま推進するものと読み取れる。

 マクドナー秘書室長の言及からして、米国の対北朝鮮政策は、少なくとも短期的には変わる見込みがないものと見られる。ボニー・クレーザー戦略国際問題研究所主任研究員も10日、ロイター通信に「オバマ大統領が(北朝鮮核問題に)政治的資本を投じるかは疑問」と指摘し「任期末の大統領に何ができるのか」と述べた。しかしオバマ政権になり北朝鮮が3回も核実験をするなど、北朝鮮が屈服するまで待つという「戦略的忍耐」政策の失敗は明確になっており、北朝鮮の核能力増強を再び放置することになるとの批判が提起されかねない。

国連に提出された「対北朝鮮決議」履行報告書//ハンギョレ新聞社
 一方、米国、韓国、日本など国際社会は、北朝鮮の4回目の核実験に対し国連次元での対北朝鮮制裁強化方案を模索しているが、今までの方案では効果を発揮できなかったとAP通信が国連安全保障理事会(安保理)傘下の対北制裁委員会の専門家パネル報告書などを分析して9日報じた。

 北朝鮮の3回目の核実験(2013年2月)に対応した国連決議2094号は、加盟国に制裁履行報告書の提出を求めているが、アフリカ大陸の場合、53カ国のうち1カ国しか報告書を提出しなかった。財政が不足するアフリカ諸国では価格の安い北朝鮮製兵器が好まれ、制裁を履行していないという。全加盟国193カ国の中で報告書を提出した国は36カ国に過ぎない。

 また国連次元の対北朝鮮制裁は、安保理15カ国すべての同意を得ねばならず、時間がかかるが、対北朝鮮制裁に速かに対処する北朝鮮との「速度の差」も無視できない。実際、2013年に北朝鮮の遠洋海運管理会社(OMM)がミサイルとミグ21戦闘機などを積んでパナマ運河を通過しようとして摘発されたが、安保理は同社を制裁対象に追加するのに1年もかかった。これに対し北朝鮮は、この海運会社が制裁を受けるとすぐに保有船舶14隻のうち13隻の名前と所有主、管理者を変えてしまった。さらに、中国とロシアは大きな枠組みでは制裁に同意するが、各論に入ると合意内容を破ったり制裁に反対する場合があると同通信は伝えた。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2016-01-11 21:23

http://www.hani.co.kr/arti/international/america/725691.html?_fr=mt0訳Y.B

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