退役米軍約10人が済州西帰浦(ソグィポ)市の江汀(カンジョン)村済州海軍基地前で「海軍基地反対」の声を高めた。
米国平和在郷軍人会所属のアン・ライト元陸軍大佐など、13人の退役米軍たちは8日午前10時30分、済州海軍基地前で記者会見を開き、「軍事基地の建設が世界平和への答えにはならない」として、海軍基地に反対した。
米陸軍で大佐出身のアン・ライト氏は、「国のために働いていたが、2003年に辞めた理由は、米国がイラクに戦争を宣言したからだった。その日以来、平和活動家になった」とし「米国は韓国内のすべての軍事施設を使用できる。済州海軍基地も、米軍が使用することになるだろう」と主張した。
ライト氏は「これ以上の軍事基地の建設は許されないと主張する江汀村の住民たちと連帯するために、ここに来た。 3000日を超える海軍基地反対運動で、江汀村の人々は不当な公権力に傷つけられ、連行された。米国は『アジア回帰戦略』を止めなければならない」と訴えた。
アフガニスタン戦争に参戦したウィリアム氏は「済州海軍基地の建設で済州の美しい自然が破壊され、今でも破壊が続いている。平和は軍の施設と軍の兵力ではなく、当事者間の理解と対話によって実現される。済州海軍基地は平和への答えにはならない」と批判した。
同日の記者会見では、2012年に韓国に入国しようとして(入国を)拒否された米軍特殊部隊出身のタラク・カウフ氏も参加した。彼は「2012年に入国を拒否された。なぜ入国を拒否されたのか理解できない。軍事主義を終わらせるためには、皆の力を集めなければならない」と語った。
退役米軍たちの会見に参加したコ・グォニル江汀村会副会長は、「海軍基地がまもなく完成されたとしても、(それは)重要ではない。最後まで戦う」と決意を明らかにした。
韓国語原文入力: 2015-12-08 23:02