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チョムスキー教授「放水銃に撃たれた農民ペク・ナムギさんの恢復を祈ります」

登録:2015-11-25 22:40 修正:2015-11-26 06:28
韓国語と英語のメッセージで連帯表明 
「労働者・農民ための正義を」
左から、シモン・チョン ハーバード大韓国学研究所研究員、ノーム・チョムスキー マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授、女性平和運動家クリスティーン・アン氏 //ハンギョレ新聞社

 米国の世界的碩学ノーム・チョムスキー マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授(写真)が、14日にソウル・光化門(クァンファムン)で開かれた民衆総決起デモで警察の“高圧放水銃”に撃たれて重態に陥った農民ペク・ナムギ氏(69)の恢復を祈るメッセージを25日送ってきた。 チョムスキー教授は「普通の農民ペク・ナムギさんの恢復を祈ります。漢江(ハンガン)の奇跡を成し遂げた大韓民国のすべての働く人、農民、労働者の正義のために祈ります」(Justice for Baek Nam-Ki,Korean workers and farmers now!)という韓国語と英語のメッセージを通じてペク・ナムギさんに対する支持を表わした。

 チョムスキー教授は17日、自身のマサチーセッツ工科大研究室で「Women Cross DMZ行事を企画した女性平和運動家クリスティーン・アン(右)とシモン・チョン(左)ハーバード大韓国学研究所研究員に会った席で、韓国の現状況に対して「政府の言論統制に関し深い憂慮を示し、そのために知識人と独自のメディア、そして社会運動家の役割が重要だと繰り返し強調した」とシモン・チョン研究員が伝えた。 チョムスキー教授はこれと関連して、ペク・ナムギさんの恢復を祈る自身のメッセージを持って一緒に写真を撮り支持と連帯の意を表わした。

 また、チョムスキー教授はこの日、韓進重工業の大量解雇事態に対抗して“高空籠城”を行ったキム・ジンスク民主労総釜山地域本部指導委員に対して「85号クレーン闘争を今も忘れられず、深い感動を受けた。 今後も頑張って下さい」と話したとチョン研究員は付け加えた。

 チョムスキー教授は2011年7月、キム・ジンスク指導委員と韓進重工業労働者に連帯のメッセージを送ったのをはじめ、今まで江汀(カンジョン)村の済州(チェジュ)海軍基地反対運動を支持し、2013年には江汀村海軍基地反対運動を行い拘束された映画評論家ヤン・ユンモ氏の釈放を訴え、2015年には朴槿恵(パク・クネ)大統領宛に江汀村座込み場強制撤去を中止してほしいという書簡を送るなど、韓国の人権に関連した大きな事件が起きるたびに弱者に対する連帯と支持意志を表わしてきた。

クォン・テホ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/719014.html 韓国語原文入力:2015-11-25 19:19
訳J.S(1207字)

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