登録 : 2015.11.13 04:53 修正 : 2015.11.13 06:42

公務員試験の偏向した質問が問題に 
人事革新処、4月に面接ガイドランを発表 
国家観・倫理観などの比重高める 
7月の9級面接でも、「愛国歌4番」質問 
志願者「面接途中で悲しくなった」

1978年に奨忠体育館で開かれた第9代朴正煕大統領就任式。朴槿恵大統領がファーストレディとして参加している//ハンギョレ新聞社
 「人性試験を行うといいながら『愛国歌』(韓国の国歌)の3番か4番を歌ってみてとか、太極旗(韓国の国旗)を描いてみてとか...。それが本当に事務官として必要な能力なのかと思うと、面接途中で悲しくなった」

 先月30日から31日にかけ行われた国家職5級公開採用(行政考試)3次最終面接を受けた志願者は12日、ハンギョレとのインタビューで、「(面接初日)『漢江の奇跡』の原動力を問われ、関連資料として経済開発5カ年計画のみを提示されたのに、翌日にはセマウル運動などに関する提示文まで出された。結局、朴正煕(パク・チョンヒ)のリーダーシップについて語らざるを得ないように誘導された」と話した。「(志願者の中では)『朴正煕憲政面接』と言う人もいた」という。

 「国家体制を転覆しようとする勢力がいると思うか」、「歴史教科書国定化(反対)デモについてどう思うのか」といった“思想検証”ためのものから「太極旗の描き方」の質問まで、問題になった今回の行政考試最終面接は人事革新処が予告したガイドラインを忠実に従った結果だ。人事革新処は今年4月、報道資料を通じて「国家職公務員の公開採用面接試験が公職の価値観と分野別の職務能力を深層検証する方向に強化される」とし、面接ガイドラインを発表した。すべての公開採用の面接で「これまで比重が低かった公職の価値観(国家観・公職観・倫理観)と人性面接の比重を拡大することが骨子だ。

 このような「公職価値観検証の強化」の基調は今年7月に施行された9級税務職務員選抜試験で具体化された。この試験の面接でも志願者は「愛国歌4番を知っているか」、「太極旗の4掛を知っているか」などの質問を受けた。このような面接の質問が問題にされると、人事革新処は逆に「少なくとも公務員になろうとする人に、国に対する忠誠心と国民への奉仕意識を喚起させることができると判断した」とし「今後5級行政・技術職、7級一般職面接などにも、このような方針を適用する計画だ」と説明した。

 こうした方針に基づき今回の行政考試験5級公開採用面接では、太極旗や国歌だけでなく朴正煕時代と現政府の政策に偏った質問が多く含まれた。今回5級公開採用面接を受けた志願者は、「政策を分析するのは、今回の面接では、何も役にも立たなかった。むしろ経済開発5カ年(計画)に関する本を見て行かなければならないような気がした」と述べた。また、他の志願者も「「『国家体制を転覆しようとする勢力がいると思うか』のようにあまりに質問が露骨だったので、質問者の意図通りに答えてはならないような気までした」と述べた。

 チン・ジェグ清州大学教授(行政学)は「公職者として愛国心は必要だが、歴史教科書のような質問は、国に対する愛国心ではなく、特定の理念を強要する政府への忠誠を強要する」とし、「愛国心を口実に国家観を検証という美名のもと、理念偏向を強調する質問」だと指摘した。

パク・スジ、ファン・グムビ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-12 22:50

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/717289.html訳H.J

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