登録 : 2015.09.22 22:43 修正 : 2015.09.23 05:18

「被害を受けたおばあさんが亡くなる前に日本から謝罪を受けなければなりません」

用語定義・被害実態・主要争点など
1時間の授業にあわせて核心を要約して教育
来年からは韓国すべての小中高に拡大する計画

「日本軍慰安婦問題を正しく知る」示範授業が開かれた22日午後、ソウル西大門区の延禧中学校マルチメディア教室で3年生の生徒たちが米国下院の慰安婦決議案内容が含まれた教材を参考に授業を聴いている =キム・ソングァン記者//ハンギョレ新聞社

公式、責任、教育、謝罪

 22日午後1時30分、ソウル西大門(ソデムン)区南加佐(ナムガジャ)洞の延禧中学校。5分前まで廊下を飛び回って騒いでいた3年生たちが机の上に置かれた教材の空欄に入る四つの単語を探すのに夢中になっていった。 教材の文章は米国下院の慰安婦決議案で、所々に空欄があった。 生徒32人が正規教育課程で日本軍慰安婦被害者に限定した授業を聴くのは今回が初めてだった。

 この日の授業は日本政府と保守団体が歴史を歪曲していることに対応して韓国政府が慰安婦被害者問題に対する青少年の理解を助けるために用意した。 韓国教育部は「日本軍慰安婦を正しく知る」授業を17の市・道教育庁でテスト実施した後、来年からは全国の小中高校で行う計画だ。

 この日の授業を務めたクォン・オチョン教師は、慰安婦被害者が授業を聴く生徒たちと同じ年頃だったという点を強調して、彼女たちの痛みを共感させようとした。 クォン教師は「皆さんのように自由に夢を育てる、人生で最も輝いている十代を恐怖の中で孤独に過ごしたが、以後に勇気ある証言が続いて変化がおき始めた」と説明すると生徒たちは深く頷いた。

 日本の侵略戦争に強制動員された女性たちが、韓国のみならず東南アジアや太平洋各地にわたっていて、日本軍慰安婦問題は国際的な“女性人権”の問題だという点も強調した。 クォン教師は「日本軍慰安婦問題は単純に韓日間の葛藤事案ではなく、女性の人権、平和と関連している点を生徒たちに理解してもらいたい」と話した。

 女性家族部と教育部が昨年10月から製作し、この日配布した20ページに及ぶ学習活動誌は、一時間の授業で終えられるよう核心を要約してあった。 慰安婦、性奴隷、挺身隊など関連用語の定義から強制動員と慰安所の実態、被害の実態および被害者の人生、日本に事実の認定と謝罪を要求する韓国政府と市民社会の努力、生徒たちになじみがうすいクマラスワミ報告書(慰安婦関連の初めての国連報告書)等、国際社会の活動まで慰安婦関連の主要内容をあまねく盛り込んだ。

 授業を聴いたパク・ジェヨンさん(15)は「慰安婦動員の強制性を日本政府が認めた河野談話は全く知らなかった。すでに日本政府が公式に認めた問題を安倍首相がひっくり返したということを知り腹が立った。 おばあさんたちが亡くなる前に必ず日本から謝罪を受けなければならない」と話した。

 この日の教材(パワーポイント資料と学習活動誌)は「日本軍慰安婦被害者e-歴史館」のホームページ(www.hermuseum.go.kr)からダウンロードできる。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-22 21:18
http://www.hani.co.kr/arti/society/women/709989.html 訳J.S(1428字)

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