登録 : 2015.09.18 22:57 修正 : 2015.09.19 05:22

ハンギョレTV「キム・オジュンのパパイス」で公開

韓国海洋警察が船員を海洋警察123艇に乗せる過程で、船員と何かを議論し操舵室の資料と思われる物を運ぶなど怪しい行跡が映像を通じて確認された=キム・オジュンのパパイス //ハンギョレ新聞社

操舵室付近で海洋警察と共に最後に運ぶ
救助が緊急に必要な状況に「怪しい行動」
捜査・裁判過程では一度も言及されず
ドキュメンタリー『インテンション』製作中の監督が発見
「運航記録装置隠蔽の可能性…実体糾明が必要」

 昨年のセウォル号沈没事故当時、現場に出動しイ・ジュンソク船長ら船員を先に救助して非難を受けた海洋警察が、船員を海洋警察123艇に乗せる過程で船員らと何事かを議論して操舵室の資料と推定される物品を運ぶ怪しい行跡が映像を通じて確認された。

 ハンギョレTVの時事探査ショー「キム・オジュンのパパイス」(イ・ギョンジュ・ディレクター、パク・ヨンシン作家)を通じて18日に公開された映像を見ると、イ船長ら他の船員が海洋警察123艇に乗り移った後にも、事故当時に操舵室で勤めていたパク・ハンギョル三等航海士、チョ・ジュンギ操舵手、そして海洋警察のパク警長が操舵室付近の甲板に残って黒く見える物体二つを持っている場面が登場する。すべての船員が脱出した後に最後まで残っていたチョ操舵手は、パク警長が脱いだ海洋警察のライフジャケットを着てパク警長と共に海に飛び込み一般乗客に混じって救助されている。当時、海洋警察123艇が周辺にいたし、海洋警察のゴムボートが周辺を行き来している状況であったのに、これを利用しなかったわけだ。

 セウォル号の真実を追跡し市民の寄付でドキュメンタリー『インテンション』を製作しているキム・ジヨン監督は、これまでに公開された現場の多くの映像の時間帯をつなぎ合わせて精密分析する過程で、イ船員らとパク警長の怪しい行動を確認した。キム監督は「映像だけではこの二つの黒い物体が何かは確認できないが、セウォル号の運航記録と関連した資料や保存装置である可能性がある」として、「乗客の救助に専念しなければならない急迫した瞬間に、海洋警察と船員がセウォル号の操舵室から必ず持って来なければならない物とは何だったのかを明らかにしなければならない」と話した。

 セウォル号の船員に対する捜査と裁判の過程で一度も言及されたことのない疑問の物体が現れたことにより、セウォル号の惨事の真相究明活動が今後活気を帯びると見られる。 さらに船員を真っ先に救助した理由について、これまで「一般乗客だと思った」と言ってきた海洋警察側の弁明は説得力を失うことになった。 むしろ海洋警察が船員の位置を正確に知っていて、先に救助に乗り出し、沈没の直接的原因を明らかにできる何かを隠すことに協力したのではないかという疑問が増幅されると見られる。

キム・ボヒョプ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-18 21:56
http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/709518.html 訳J.S(1349字)

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