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[旅客船沈没 大惨事] 海洋警察 船体に進入し救助する時間、少なくとも30分はあった

登録:2014-05-11 20:42 修正:2014-05-12 06:58
検察、時間帯別 船体傾き分析
去る16日午前9時38分頃、海洋警察123艇から出発した救命艇が傾いたセウォル号に接近しているが‘客室で待機しなさい’という船内放送のせいか、甲板の上には乗客が一人もいない。 海洋警察はセウォル号沈没当時、乗務員の脱出と海洋警察の救助場面を撮影した10分程度の映像を28日に遅れて公開した。 事故発生から12日後だ。 映像は近隣海域で警備業務を遂行していて最初に現場に駆け付けた海洋警察123艇の職員が携帯電話で撮影したものだが、16日午前9時28分58秒から11時17分59秒まで海洋警察の‘活躍ぶり’を撮った合計9分45秒の動映像だ。 西海(ソヘ)地方海洋警察庁 提供

 セウォル号が沈没した先月16日当時、時間帯別の傾き乗客が伝送したカカオトーク メッセージが復元され、当時の急迫した内部状況が生々しく明らかになった。

 最高検察庁デジタル捜査センター(DFC)は、最近事故直後から完全沈没時まで時間帯別にセウォル号がどれくらい傾いていたかに対する分析を終えたと11日明らかにした。 分析結果を見れば、乗務補助員14人を乗せた海洋警察の警備艇123艇が到着した4月16日午前9時30分、セウォル号は左舷側に45度傾いていた。 海洋警察が来たことを知った生徒は「海洋警察が到着したって」とカカオトークでメッセージを送った。 他の生徒tちは「船が片側に傾いているが、そのままじっとしていろって」とメッセージを送った。 船内で‘じっとしていなさい’という案内放送が流れていたのだ。

 海洋警察が到着して15分が過ぎた9時45分、セウォル号は62度傾いた。 移動が容易ではなかったが不可能な傾きではなかった。 実際、船舶職乗務員らはこの時間を前後して全員が脱出した。 この時でも救助や脱出が十分可能だったという話だ。

 この時間を過ぎると、船内の状況は深刻化する。 午前10時、ある生徒は「船が60度傾いたが沈没している」とメッセージを送り、他の生徒は「上から落ちてきたキャビネットに隣のクラスの子たちが下敷きになった、どうしよう。 私は膝にアザができた」とセウォル号の内部状況を緊急に伝えた。

 15分ほど後「待てだって、待てという放送の後に他の案内放送は流れていない」というメッセージが、そして2分後の10時17分「船が傾いて。 母さん、父さん会いたいよ。 船がまた傾いた」という最後のメッセージがセウォル号の外に伝送された。 この時、セウォル号の傾きは108.1度であった。

 検察は時間帯別の傾きを根拠に、海洋警察の過失有無を集中点検している。船の傾きを時間帯別に確定すれば、午前9時30分に事故海域に到着した海洋警察が完全沈没時まで船内の乗客を救助できる可能性があったのかを判断できるためだ。 海洋警察艦艇と官公船が海に飛び込んだ乗客を最後に救助したのは10時21分だ。 海洋警察などは最初の到着時点から50分間、すでに船外に出てきた人々を救助することだけに集中し、船内の300余人の搭乗者には救助はおろか、船から脱出しろとの案内放送さえせずに放置した。

 検察は海洋警察の到着から47分が経過した午前10時17分にも乗客が船内でカカオトーク メッセージを送ることができるほどだったため、船内救助に積極的に取り組まなかった海洋警察の過失が大きいと見ている。 船が90度以上傾いた状態で生徒たちは水がすぐ下まで上がった4階のどこかから絶望的なメッセージを送っていたわけだ。

キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/636455.html 韓国語原文入力:2014/05/11 20:19
訳J.S(1626字)

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