本文に移動

韓国の小学校教科書「漢字併記」に保護者1800人が反対声明

登録:2015-09-14 22:27 修正:2015-09-15 06:49
小学校教科書の漢字併記に反対する国民運動本部のメンバーたちが8月13日午前、ソウル光化門広場でハングル教科書葬儀の行進をしている=シン・ソヨン記者//ハンギョレ新聞社

 保護者約1800人が教育部の小学校教科書の漢字併記に反対する声明を発表した。

 保護者団体である「真の教育のための全国父母会」と「平等教育の実現のための全国父母会」は14日、全国1876人の保護者の意見を集めて、「子供の負担を増やして私教育を煽る小学校教科書の漢字併記に反対する」という趣旨の宣言をマスコミに公開した。宣言で保護者たちは「形骸化している中高校の漢文授業には目をつぶって、すべての教科書を漢字教材にして幼い小学生だけを締め付けようとする発想」だとし、「教育部のこの方針は、子供には新しい負担を、保護者には新しい心配を抱かせるものであり、断じて反対する」と明らかにした。

 彼らは「教科書に出てくる漢字語といっても、日常生活でよく使う言葉は、すでにその意味を知っているため、漢字併記には適しておらず、日常生活の中で考えて文章を書く機会をより多く作ってあげることこそが語彙力を高める道だ」と主張した。

オム・ジウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-09-14 19:47

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/708831.html  訳H.J

関連記事