7日に開かれる南北赤十字実務接触では、離散家族の再会規模と時期に加え、離散家族の名簿交換と再会の定例化に向けて、意味のある議論が行われるかに注目が集まっている。
南北赤十字代表は7日午前10時、板門店(パンムンジョム)の「平和の家」で会い、秋夕(中秋節、今年は9月27日)をきっかけにした離散家族の再会行事の規模と場所、時期を議論する予定だ。昨年2月の接触同様、韓国側の首席代表はイ・ドクヘン大韓赤十字社実行委員(統一部統一政策協力官)が、北朝鮮側の首席代表はパク・ヨンイル朝鮮赤十字会中央委員会中央委員がそれぞれ務める。
政府周辺では、10月頃、韓国側から100人、北朝鮮側から100人が金剛山面会所で再会する案を有力視している。北朝鮮が再会場所として金剛山を望んでいるうえに、金剛山面会所を利用する方が、ソウルや平壌所在のホテルで再会行事を開くよりも、準備期間が短くてすむからだ。政府では、多くの離散家族が再会を望んでいることから、昨年2月の再会当時(200人)より規模を2倍に増やす案なども議論されたが、時間的に余裕がないため、実現可能性は低い見込みだ。金剛山面会所は200人以上の再会対象者を収容できず、できるだけ早く再会行事を開こうとする政府としても、再会対象者の拡大にこだわり続けるのは難しい状況だ。政府は労働党創建70周年(10月10日)前後にした北朝鮮の長距離ロケット発射の可能性と、それが離散家族の再会に影響を及ぼす可能性を懸念し、なるべく10月10日以前に離散家族の再会行事の開催を目指したい構えだ。7日の接触では、離散家族の再会の定例化などの追加の議題も議論される見込みだ。朴槿恵(パク・クネ)大統領が光復節祝辞で離散家族名簿の全面的な交換と再会の定例化を北朝鮮側に提案したため、韓国側の代表団が積極的に乗り出すものと思われる。政府は全面的な離散家族の生死確認に北朝鮮側が応じた場合、画像再会や手紙の交換などの議論でも進展が見られるだろうと期待している。
韓国語原文入力: 2015-09-06 19:51