登録 : 2015.08.17 08:34 修正 : 2015.08.17 11:45

野党議員は祖父の“親日”で謝罪文発表

金武星セヌリ党代表が14日、解放70周年を控えソウルの金九先生の墓地を参拝後、碑文を読んでいる。金代表は続いて李承晩元大統領の遺跡を巡礼し“肯定的歴史認識”を通した国民大統合を強調したが、親日疑惑がある父親を巡る論争には口を閉じている//ハンギョレ新聞社
金武星代表が父親の評伝を出版させ
副題に「克日で勝ち取った亡国の恨」
“親日”を隠し“抗日”と偽装

 祖先の親日行為に対する政治家たちの相反する姿勢が話題になっている。光復(解放)70周年を迎え、親日行為者などの行跡にスポットライトが当てられ、子孫の政治家にまで波紋が及んでいる。親日派を扱った映画『暗殺』が大人気を博し、親日派の子孫の現在を追跡した動画ニュースサイト『ニュース打破』が報じた「解放70年特集企画4部作」も、親日問題に対する大衆の関心を高めるきっかけになっている。

 ホン・ヨンピョ新政治民主連合議員は「親日派の子孫として謝罪する」と10日に公開謝罪文を発表した。「恥ずかしさを知る子孫、許しを請う子孫として生きることが、それなりに罪に報いることだと考え勇気を出した」と語り、祖父の親日行為に頭を下げた。ニュース打破が「親日と忘却」という番組でホン議員の祖父の親日行為を扱った後のことだった。チン・ソンホ元セヌリ党議員も「祖父の日帝強制占領期間での行為を国民に対し申し訳ないと考える」とEメールを送ってきたとニュース打破は明らかにした。ニュース打破はチン元議員の祖父の親日行為も扱った。

 彼らとは違い、金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表は、親日行為をした父親を愛国の志士として美化し問題になっている。金代表の父、金龍周(キム・ヨンジュ)元全南紡織会長の評伝『河を渡る山』には「光復(解放)70周年企画、新しい歴史人物を探して(1)海村・金龍周」という副題がついている。金龍周の日帝強制占領期間の項目は「克日で勝ち取った亡国の恨」と題された。出版日を今年の8月15日に合わせるなど、光復70周年を迎え金龍周を愛国抗日闘士に変質させるために緻密に企画した跡が伺える。金代表は本を議員会館に積み上げて配布している。

 しかし金龍周という人物は、1943年に慶尚北道議員として全鮮公職者大会に参加し、「朝鮮の親たちが天皇陛下のために喜んで子供たちの命を捧げられるよう、面単位で神社を建て信仰心を鼓吹しよう」という内容の演説を行い、朝鮮臨戦報国団幹部として「皇軍に慰問手紙を送ろう」と運動を広げるなど、明確な親日行為が『大韓毎日新報』等に記録されている。

 新政治民主連合が金代表の「父親の親日行為の美化」を批判する論評を出し政治論争にされた金代表は、「対応する考えはない。(評伝に対する)評価は皆さんがしてください」と語り対応を避けている。金代表の態度は、2004年に父親の親日行為を報じられると直ちに与党代表を辞職したシン・ギナム新政治民主連合議員と比較される。朴槿恵(パク・クネ)大統領も父親の朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の親日行為を謝ったことはない。

 父や祖父を選ぶことはできず、子孫に先祖の親日行為の責任を問うことはできないし、子孫が謝ったからといって先祖の親日行為が免罪されることでもない。だが、与党の大統領選挙の有力候補である金代表が、父親の親日行為に目を背け、愛国者としてだけ美化するのは異なる次元の問題だ。国家の重大事案である親日問題に対する政策を左右する立場にある朴大統領が、父親の親日行為に沈黙するのも問題になりえる。ハン・ホング聖公会大教授は「先祖の親日行為について子孫に責任を要求し謝罪を強要することはできないが、親日行跡を隠したり歪曲して美化する行為は批判されて当然だ」と語った。

イム・ソクキュ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-16 20:26

http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/704651.html訳Y.B

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