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マレーシアでARF外相会議、南北外相接触に注目

登録:2015-08-03 22:07 修正:2015-08-04 07:15
 東アジア地域の主要な外交舞台
 リー・スヨン北朝鮮外相参加予定
 政府「南北の出会いにオープンな立場」
 米日中ロとも会談
2014年7月にブルネイで開かれたASEAN地域安保フォーラム(ARF)で参加国外相たちが記念撮影をしている。後列左がユン・ビョンセ韓国外交部長官、下列右はパク・ウイチュン北朝鮮外相=資料写真//ハンギョレ新聞社

 東アジア地域の主要な外交舞台の一つであるASEAN地域安保フォーラム(ARF)外相会議が5〜6日、マレーシアのクアラルンプールで開かれる。ユン・ビョンセ外交部長官は5日、中国、ロシアとそれぞれ外相会談を開くのをはじめ、様々な2カ国間、多国間の接触に乗り出す。

 外交部当局者は3日、ユン長官が5日、クアラルンプールで王毅・中国外交部長とセルゲイ・ラブロフ・ロシア外相とそれぞれ外相会談を行う計画だと明らかにした。今回の会談では、相互交流や投資など、両国間の懸案だけでなく、北朝鮮の挑発の可能性や日本の再武装など、朝鮮半島周辺情勢も深く取り上げられる見通しだ。

 特に中国は、9月3日、北京で開催される「抗日戦争勝利70周年記念軍事パレード」への朴槿恵(パク・クネ)大統領の出席を改めて要請する可能性が高いと見られる。北京の記念式典には、ロシアのプーチン大統領の出席が有力視されているが、朴大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党第1書記が出席するかどうかはまだ不透明だ。

 今回のASEAN地域安保フォーラムには、リ・スヨン北朝鮮外相、ジョン・ケリー米国務長官、岸田文雄日本外相も参加する予定だ。政府は、米国、日本ともそれぞれ2カ国および韓米日3カ国外相会談を推進していることが分かった。南北外交首長の接触の可能性にも注目が集まっている。政府当局者は「北朝鮮外相が過去にも会議に参加し、他の国と会談をしたことがある」とし「南北(の出会い)についても、私たちは『オープン』な立場」だと述べた。イランの核交渉妥以降、6カ国協議当事国の外相が初めて一堂に集まるだけに、北朝鮮の核関連の内容がどのような形で議長声明に反映されるかも注目される。

キム・ウェヒョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-03 19:52

https://www.hani.co.kr/arti/politics/diplomacy/702956.html  訳H.J

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