登録 : 2015.07.31 00:15 修正 : 2015.07.31 07:38

 北朝鮮の核問題解決のための対話再開の条件めぐり神経戦
 「北朝鮮の核が米本土を脅かし
 米国で新政権が発足したら
 朝米の核交渉も再開」との見通し

6カ国協議米国側次席代表のシドニー・サイラー米国務省北朝鮮核問題担当特使//ハンギョレ新聞社
 イランの核交渉妥結以降、北朝鮮の核問題解決のための対話再開の条件をめぐり、北朝鮮と米国との間で神経戦が繰り広げられている。しかし、実際の核交渉は、来年の米国大統領選挙以降にようやく本格的に始まると分析されている。

 北朝鮮外務省報道官は29日、『朝鮮中央通信』記者の質問に答える形で「米国が合同軍事演習などの敵対行為を中断して別の道を行く決断を下すなら、対話も可能となり、多くの問題が解決できる」と明らかにした。今月27日に訪韓した6カ国協議の米国側次席代表のシドニー・サイラー米国務省北朝鮮核問題担当特使が「残念ながら私たち(米国)は、長期間、北朝鮮が私たちとの対話を避ける状況を迎えている」と発言したことに対する反論として提案されたものだ。今年1月に米国に韓米合同軍事演習を一時的に中断したら、自分たちの核実験も一時的に中断できるとした提案と、文脈が通じるものと見られる。サイラー特使は最近韓国を訪れた(26日)のに続き、中国訪問(28日)と韓米日3カ国6カ国協議次席代表協議(31日)など、立て続けに関連協議を行っている。

 しかし、韓米両国は今年1月に続き、今回も北朝鮮の提案をきっぱりと断った。キム・ミンソク国防部報道官はこの日の定例ブリーフィングで、「韓米合同軍事演習は、毎年恒例のもので、防御的なものだ。南北交流と関連し、韓米合同軍事演習は前提条件にならない」と述べた。ヘンリー・エッタ米国防総省報道官も同日『ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)』の放送で「韓米合同軍事演習は、40年間定例的かつ公開的に実施されてきた」とし、北朝鮮の要求を一蹴した。

 すでにキューバとの国交正常化とイランの核問題妥結という成果をあげており、あえて北朝鮮の核問題解決に積極的に乗り出す必要がないオバマ政権の姿勢が反映された対応と評価する声もある。キム・チャンス・コリア研究院長は「サイラー特使の訪問の目的は、6カ国協議の再開より中国の戦勝節(9月3日)と北朝鮮労働党創建日(10月10日)に中国と北朝鮮が新たに披露するミサイル技術について議論するためと思われる」とし「来年北朝鮮の核が米国本土を脅かすレベルになり、米国で新政権が発足すれば、朝米間の核交渉が再開されるものと予想される」と述べた。

 一方、リ・スヨン北朝鮮外相が5日からマレーシアで開かれるASEAN地域安保フォーラム(ARF)に出席する予定で、ユン・ビョンセ外務部長官との接触が行われるかどうかに注目が集まっている。外交部当局者は30日、「リ外務相が昨年フォーラム参加を前後にしてラオス、ベトナム、ミャンマーなど周辺国を歴訪したが、今年もそうなると思われる」と述べた。

キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-07-30 20:19

http://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/702549.html 訳H.J

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