今月14日、イランとの核交渉が妥結してから、北朝鮮の核問題をめぐる韓国と米国などの動きが活発になっている。
6カ国協議の米国側次席代表のシドニー・サイラー国務省北朝鮮核問題担当特使が26日、韓国を訪れた。サイラー特使は27日頃、6カ国協議の韓国側首席代表のファン・ジュングク外交部朝鮮半島平和交渉本部長とキム・ゴン北朝鮮核問題外交企画団長などに会ってから、相次いで中国と日本を訪問する。
これに先立ち、ファン本部長は19日から24日まで中国の上海と北京を訪問した。ファン本部長は、6カ国協議の中国側首席代表である武大偉・朝鮮半島事務特別代表、劉建超・外交部部長助理(次官補級)などに会って、北朝鮮の核問題の解決のための中国の積極的な努力を求めたと伝えられた。キム・ゴン局長は来月にASEAN地域安保フォーラム(ARF)などが開かれるマレーシアのクアラルンプールを最近訪問し、北朝鮮の核問題をめぐる協力のための事前整地作業を行ったことが分かった。また、米国側の6カ国協議首席代表であるソン・キム国務省対北朝鮮政策特別代表も22日から25日まで日本を訪問した。
6カ国協議当事国の中で、北朝鮮とロシアを除いた韓国、米国、日本、中国などが相次いで直接あるいは間接的に接触したことになる。イランの核交渉の妥結以降、注目が集まっている北朝鮮の核問題を解決するために、様々な方策の模索に向けて積極的に乗り出している様子だ。
しかし、北朝鮮が冷淡な反応を見せており、こうした動きが成果につながるかまだ不透明だ。北朝鮮の外務省報道官は22日、「イランの核合意をわが国(北朝鮮)の実情と比較すること自体が話にならない」とし「私たちは一方的に先に核を凍結したり放棄することを議論する対話に全く関心がない」と明らかにした。
韓国語原文入力:2015-07-26 19:47