登録 : 2015.08.02 23:08 修正 : 2015.08.03 08:15

 ぺ・サンホ教師の提案で過去5年間続く
 兵庫県の小学校と2、3カ月ごとに交流
 8・15のような歴史的なテーマも
 「私たちは友達」「手紙届くと、わくわく」
 約80通、天安独立記念館で展示

韓日の小学生がやりとりした絵手紙。ソウルのサムヤン小学校のチェ・ジョンフ君が描いた「私が思う8月15日」(左)と日本の伊佐小学校のさいとう・あゆさんが描いた「友よ、こんにちは!」=サムヤン小学校ぺ・ソンホ教師提供//ハンギョレ新聞社
 「子どもたちが絵手紙で交流するのはどうでしょうか?」 

 兵庫県養父市にある八鹿小学校の吉田博治先生は、2011年8月に韓国で開かれた韓日交流会議で特別な提案を受けた。ソウルのサムヤン小学校のぺ・ソンホ先生が「両国の子どもたちが仲良くなってほしいという願いを込めて、生徒同士で手紙の交流をしよう」と申し出たのだ。これを快諾した吉田先生は、翌日生徒たちと絵手紙を書いて韓国に初めての手紙を送った。そうして5年間続いた「平和の手紙」交流が始まった。

 2人の先生は、「伝統的な食べ物」や「将来の夢」のように1つのテーマを決めて、生徒たちに2、3カ月に一度絵手紙をやり取りするように勧めた。絵手紙が増えて行くにつれ、単純な文化交流を超えて「私が思う8月15日」、「私が思う平和」のような歴史的テーマまで取り上げるようになった。2人の先生の“手紙への情熱”は、時間が経ち、学校が変わっても冷めなかった。最初は絵だけ描いていた生徒たちも、互いの国の言葉を覚えて、片言ながら手紙に添えるようになった。サムヤン小学校6年生のカン・サン君は「日本人は皆悪いとばかり思っていたが、手紙のやりとりしているうちに、偏見だと気付いた」と話した。

 子どもたちの絵手紙は大人の歴史認識より成熟したものだった。 「私が思う8月15日」というテーマと向き合ったサムヤン小学校6年生のチェ・ジョンフ君は、画用紙の半分に分け、左側には過去を、右側には未来の姿を描いた。左側には70年前の8月15日、韓国は独立して日本は敗戦を経験した、相反する状況を描写した。しかし、右側には過去を忘れ、地球の上で手を繋いでいる韓国と日本の子どもたち描いた。「私たちは友達!」という言葉も書いた。伊佐小学校のさいとう・あゆさんの絵もチェ君のものと似ていた。2人の子どもが太極旗と日の丸の前で手を取り合って明るく笑う絵だ。絵には、日本語で「ともだち」と書かれていた。

 吉田先生は「昨年生徒たちに『韓国の小学生と絵手紙を交換した感想は?』と尋ねると、まだ9歳か10歳の生徒たちが『韓国から絵手紙が届くと、わくわくして楽しかった』、『最初は韓国人がそんなに好きではなかったが、絵手紙を見たら、お互いに考えることが同じだった』などと話した」と伝えた。彼は「両国の前に置かれた課題をいちいち議論する前に、幼い頃からお互いの心が通じる楽しい経験を子どもたちに作ってあげたかった」と語った。

 5年間やり取りされた子供たちの絵手紙約800通余りのうち80通が、先月30日から今月15日まで2人の先生が初めて出会った忠清南道・天安(チョンアン)の独立記念館で展示されている。ぺ先生は「普通韓日両国の問題は大人の間で議論されるが、その中に子どもたちの声がないという気がした。子どもたちが友達のように仲良くなれば、両国の問題も多くの部分が解決されると考えている」と話した。

キム・ミヒャン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-02 20:05

http://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/702798.html 訳H.J

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