登録 : 2015.07.16 07:39 修正 : 2015.07.16 09:30

14日、オーストリアのウィーンにある国連のビルでイラン核交渉が妥結した後、イランと主な6カ国代表が記念撮影をしている。左からイランのチャリフ外相、サルレヒ原子力エネルギー機構代表、ロシアのラブロフ外相、イギリスのハモンド外相、米国のジョン・ケリー国務長官=ウィーン/AP聯合ニュース
米国など主な6カ国とイランが核交渉に最終妥結した。イランの核危機勃発から13年目のことだ。忍耐と妥協を通じて麻糸のように複雑にからまみあって解決方法は見出しにくく思えた問題を、ついに解きほどいた。中東情勢を含む国際政治全般及び世界経済に肯定的な変化が予想される。

 イランは核兵器を作るのに必要な核物質の開発などを中断し、国際社会はイランに対する制裁を解除することにした。イランは核技術を平和的に利用する正当な権利は保証された。核非拡散体制を守って国際平和を維持するという次元から意味が大きい。合わせて米国とヨーロッパは過去に国際原子力機構視察団が入った施設だけでなく、疑わしい軍事施設も全て接近する要求を貫徹した。イランは「イランと協議の下」という文言を設けることに成功した。査察の範囲を広げるものの、イランの主権行使も尊重する形だ。与えるものは与えもらうものはもらう、折衝と妥協の妙技を発揮した交渉結果である。北朝鮮の核問題を含む他の国際イシューを処理するのにもいい見本になると期待される。

 米国の共和党など一部では交渉結果が不十分だとして議会で核合意を否決させようとしている。国際平和に役に立たない無責任な態度だ。米国がイラクを残酷なほど完全に武装解除させたのに平和を実現することができないでいる点を考えてみる必要がある。相手を追い詰めて白旗を受け取って問題が解決されるのではないことはギリシャ事態を見ても分かる。米国が合理的な議論を経て交渉の結果、承認などの必要な事後処理を利口にすることを期待する。

 米国政府は北朝鮮の核問題を交渉してみようというのに対しては相変らず消極的な態度だ。事情はそれなりにあるだろう。核物質の製造を試みる段階だったイランと違って、北朝鮮は核実験を三回もして核兵器保有国を宣言した状態である。オバマ大統領の任期がいくらも残っておらず、大変難しく予想される北の核交渉を始める意欲がわかないと思うかも知れない。しかし重要なのは意思だ。イランの核合意は当事者がその気になれば折衝と妥協によって解決できないものはないということを示した。

 北朝鮮の核問題の最大の被害者であり当事者は我々自身(韓国市民)である。北の核問題を放置すると、時がたつほど負担すべき費用と被害が大きくなるはずだ。政府は米国ばかり向いておらず、能動的に交渉条件を作っていかなければならない。イランの核合意を北の核問題解決のパワーにするという積極的な姿勢が必要な時である。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015/07/15 18:26

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/700368.html訳T.W

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