米国国務省が最近議会に提出した公式報告書で、北朝鮮が寧辺(ヨンジョン)以外の秘密の核施設を運営しているものと推定した。
国務省は先週、議会に提出した「軍縮・不拡散条約履行」の年次報告書で、「米国は、(寧辺以外に)北朝鮮が申告していない追加核施設が存在する明確な可能性があると信じている」と明らかにした。国務省が北朝鮮の追加核施設の運営に関する情報に対し、独自の判断を公式文書で明らかにしたのは今回が初めてだ。しかし、なぜこのような内容を文書に記したかの根拠は、今回明らかにしなかった。
国務省はまた、報告書で、北朝鮮が寧辺に建設中の軽水炉(LWR)と関連し、「もし成功裏に完成され、運営が始まったら、北朝鮮にとってそれほど多くない電力源となる」とし「これはまた、核兵器製造のための核分裂性物質を生産するために潜在的に使用できる、ウラン濃縮技術の保有に正当性を与えるだろう」と分析した。
国務省は「米国は昨年、北朝鮮が非核化と関連して意味のある進展を約束することを前提に、6カ国協議の再開のための外交努力を肯定的に回答してくれることを求めてきた」とし「しかし、昨年、北朝鮮が見せてくれた継続的な核活動と発表された声明は、 2005年の9・19共同声明と国連安全保障理事会が規定している義務を遵守する意志がないことを見せてくれた」と指摘した。
韓国語原文入力: 2015-06-07 20:42