登録 : 2015.07.20 23:10 修正 : 2015.07.21 13:59

 清掃代行銃要員52人、60歳以上のみ採用
 銅雀区、40時間労働、生活賃金保障

お年寄り株式会社の面接「もう1歳お年召してからいらしてください!」 //ハンギョレ新聞社
 60歳以上の高齢者のみ清掃労働者として雇用する「お年寄り株式会社」がソウルの銅雀(トンジャク)区に設立される。

 銅雀区は20日、今年10月まで60歳以上の地域住民を雇用する「(仮称)銅雀区お年寄り幸せ株式会社」を設立すると発表した。会社設立に必要な初期資本金2億9000万ウォン(3121万円)は、銅雀区が全額出資した。このような試みは高齢社会を目前に控えて代案を模索する過程で出てきた。自治区自ら高齢者の雇用を提供する会社を設立するのは、国内で初めてだ。

 銅雀区は、お年寄り株式会社の代表取締役をはじめとする7人の事務職の社員を除いた52人の清掃労働者を、60歳以上の地域住民の中から公開採用する予定だと説明した。

 事業分野は、人材派遣業で運営初期には銅雀区庁舎との公団、文化福祉センター、公衆トイレなどの清掃業務を代行する予定だ。来年には、銅雀区内の公共機関や民間にまで清掃代行分野を拡大することにした。代表取締役と事務職7人は正社員、残りの従業員は契約社員として採用する。銅雀区の関係者は、「事業の性格上、毎年の契約が行われるため契約社員の形にしたが、よほどのことがない限り、定年の70歳まで働けるだろう」と述べた。勤務時間は1日8時間、週40時間が原則だ。

 お年寄りたちの賃金には、来年から銅雀区に導入される「生活賃金」が適用される。生活賃金とは、法定最低賃金が低すぎるという指摘に基づいて対案として提示された概念で、住宅費、教育費、文化費などを総合的に考慮し、賃金労働者に実質的な生活ができるように策定した賃金水準を意味する。すでに生活賃金条例を制定したソウル市は、時給を6582ウォン(708円)に定めた。銅雀区の生活賃金はまだ決まっていない。

 銅雀区は今後、採用人員を150人まで増やし、事業分野も収益性などを考慮して、洗車業、宅配便業などに拡大する計画だ。長期的には社会的企業に転換することも考えている。

 同区は来年1年間で約1億3千万ウォン(1399万円)の収益が発生するものと期待している。収益金は、文化、福祉などの公益事業に使われる。

 同区は高齢化問題を解決できる最適の代案が安定した雇用を提供だと見て、お年寄り株式会社を設立したと説明した。銅雀区の65歳以上の高齢者人口は、今年5月現在5万3122人で、区の全体人口の13%(ソウル平均12.3%)だ。高齢者人口の割合が14%を超えると、高齢化社会を超えて高齢社会に進入することから、予め対策を用意しなければならないという声が高まっている。

 イ・チャンウ銅雀区長は「お年寄り株式会社が高齢者の雇用創出の新モデルとして定着することを期待している」と述べた。

ウム・ソンウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-07-20 19:08

http://www.hani.co.kr/arti/society/area/701013.html 訳H.J

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