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中国コンソーシアムがセウォル号引き揚げ

登録:2015-07-16 00:12 修正:2015-07-16 07:26
 上海サルベージ コンソーシアムが優先交渉対象
 58メートルの海底から1万3千トン級船舶引き揚げ経験  
セウォル号引き揚げの優先交渉業者の上海サルベージコンソーシアムが提案した引き揚げ方式。50余りの鉄鋼ビームを利用して水中のセウォル号を浮揚させる=オーシャンC&I提供//ハンギョレ新聞社

 セウォル号船体を引き揚げる優先交渉者として中国の上海サルベージ コンソーシアムが選ばれた。コンソーシアムには韓国のオーシャンC&Iが30%の持分を保有している。引き揚げの方法も既に海洋水産部タスクフォースが提案した方式の代わりに、この会社が提案した方法を先に検討することにした。

 15日、海洋水産部は「セウォル号船体引き揚げに入札した七つのコンソーシアムの提案を検討した結果、中国の上海サルベージ コンソーシアムが優先交渉対象に選ばれた」とし、「次いで中国のチャイナ煙台サルベージコンソーシアム、英国のタイタンマリタイムコンソーシアムの順だった」と明らかにした。 上海サルベージは、中国交通運輸部所属の国営企業で、58メートルの海底から1万3千トン級の船舶を切断し引き揚げた経験がある。 セウォル号は44メートルの海底にあり、重量は8500トン程度だ。

 海洋水産部は引き揚げの方法も上海が提案したものに変更した。 第一に、海洋水産部タスクフォースの既存方案は、93本のスチールワイヤーと鎖をセウォル号に縛り付け、クレーンで引き上げるという内容だったが、上海は50本余りの鉄鋼ビームを船体の下に設置し、クレーンで引き上げる内容を提案した。 第二に、既存案は1万トンと8千トンのクレーン2機を使って引き上げるというものだったが、上海は事前にセウォル号にエアーバックを投じ、船体重量を8500トンから5000トン程度に下げた後、1万トン級クレーン一機で引き上げる方式だ。 第三に、既存案は海底から3メートル程度だけ引き揚げて安全な海域に移す方式だったが、上海案は海底から20メートル程度引き上げた後、水深20メートルの地点に移す内容だ。

 海洋水産部は20日から上海と優先交渉を始め、作業方法と契約条件について合意した後に契約を締結する計画だ。セウォル号船体の引き揚げは、早ければ2016年7月までに終える計画だ。

浮揚させたセウォル号を反潜水式フローティングドックに船積みする=オーシャンC&I提供//ハンギョレ新聞社

フローティングドックに積んだセウォル号を木浦新港まで水中移動させる=オーシャンC&I提供//ハンギョレ新聞社

世宗/キム・キュウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/700453.html 韓国語原文入力:2015-07-15 20:56
訳J.S(1006字)

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