「古里(コリ)原発1号機の閉鎖は、釜山(プサン)市民と国民の力で成し遂げた結果です」
24日、釜山市庁1階の大会議室で開かれた「古里原発1号機閉鎖の成果を市民に報告する大会」(市民報告大会)で、ハ・ソギュ古里原発1号機閉鎖のための釜山汎市民運動本部(汎市民運動本部)常任共同代表(69・釜山YWCA会長)は、挨拶の途中、言葉を詰まらせた。政府と原発事業者を相手に戦って勝利したことに対する感動とともに、大変だった瞬間が思い浮かんだからだ。
市民報告大会に参加した約100人の市民社会団体の代表者たちも目頭を押さえていた。それほど、古里原発1号機を閉鎖に導く過程は険しい道のりだった。キム・ヘモン釜山市民センターセンター長は「古里1号機の閉鎖は、市民社会陣営が政府を相手に勝ち取った非常にまれなケース」だと評価した。
汎市民運動本部は、今年2月10日「釜山市民の命を守るために古里原発1号機だけは閉鎖しなければならない」という志を共にする、釜山の121の市民社会団体が集まって発足した。 2011年福島原発事故以降、40の市民社会団体で組織された反核釜山市民対策委員会が革新陣営の集まりだったのに比べ、汎市民運動本部は釜山初の進歩と保守を網羅する反核団体だった。汎市民運動本部は、古里原発1号機の閉鎖が特定の団体や一部釜山市民の要求ではなく、釜山市民全体の意思であることを広く知らせ、地域与野党の力を結集する溶鉱炉の役割を果たした。
汎市民運動本部はこの4カ月間、目まぐるしく動いた。古里原発1号機の閉鎖を地域の中核課題とするため努力した。発足と同時に100万人署名運動を始め、古里原発1号機の寿命再延長に反対する汎市民大会や市民行進大会を開催した。上京し地域の国会議員に訴えかけるとともに、記者会見を開いたり、産業通商資源部を抗議訪問する活動も行った。汎市民運動本部は、国家エネルギー委員会が12日、古里原発1号機の永久停止を勧告したのに続き、韓国水力原子力の理事会が16日、原子力安全委員会への寿命再延長申請書類の提出を見送ったことを受け、この日“美しい解団式”を開いた。
韓国語原文入力:2015-06-24 20:03