「ソン・ワンジョン リスト」特別捜査チーム(チーム長ムン・ムイル大田(テジョン)地検長)は、有力政治家8人の名前と金額が書かれたメモを、ソン・ワンジョン前京南企業会長本人が作成したものと事実上結論付けた。
13日から活動を開始した特別捜査チームのムン・ムイル チーム長は記者懇談会で、ソン前会長がメモの作成者であることについて「信憑性がかなり高い」と明らかにした。特別捜査チームは、先に京南企業の事件を捜査してきたソウル中央地検特捜1部(部長イム・グァンヒョク)から捜査記録を受け継いで検討する一方、9日死亡したソン前会長が持っていた2台の携帯電話の分析結果を確保した。特別捜査チームは、このような基礎調査を経てから、ソン前会長周辺の調査を通じてメモやマスコミとのインタビュー内容の真偽確認を本格化する方針だ。ムン・チーム長は、朴槿恵(パク・クネ)大統領の大統領選挙資金も捜査対象になるのかという質問に「捜査対象と範囲については、制限を設けることなく事件を検討している」と明らかにした。さらに「国民的な関心がある疑惑になっているので、右往左往せずに捜査を進めるつもりだ」と述べた。
検察周辺では、金品を手渡した時期(2011年6月)と橋渡し役を果たした人物が比較的はっきりしているホン・ジュンピョ慶尚南道知事が最初の捜査対象になるというのが大方の予想だ。また、ホン・ムンジョンセヌリ党議員に渡したとされる、2012年の大統領選挙資金2億ウォンも優先調査対象になるものと思われる。ムン・チーム長は、政治資金法違反の時効が過ぎた2006年から2007年にかけての内容(キム・ギチュン前大統領府秘書室長に10万ドル、ホ・テヨル元大統領府秘書室長に7億ウォン提供したとの主張)も調査するかとうかについては、「検討してみなければならない」と述べた。
韓国語原文入力:2015-04-13 20:05