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「ユン一等兵暴行死亡事件」加害者4人に殺人罪を適用

登録:2015-04-10 00:38 修正:2015-04-10 07:33
軍2審裁判所、懲役12~35年を宣告
陸軍28師団ユン一等兵暴行死亡事件の加害兵士らが、昨年8月5日午前京畿道楊州市隠県面の28師団普通軍事裁判所で開かれた裁判が終わった後、護送バスに移動している 楊州/キム・テヒョン記者 //ハンギョレ新聞社

 陸軍28師団「ユン一等兵暴行死亡事件」の主犯であるイ兵長(27)など加害兵士4人に、軍事裁判所2審が殺人罪を適用し重刑を宣告した。 国防部高等軍事裁判所は9日、イ兵長らの控訴審で、主犯であるイ兵長に「未必の故意」による殺人罪を適用し懲役35年を宣告し、性犯罪身上告知を命じた。 これに先立って1審裁判所は昨年10月、イ兵長に殺人罪ではなく傷害致死罪を適用し、懲役45年を宣告した経緯がある。

 また、高等軍事裁判所はイ兵長と共に起訴されたハ兵長(23)、チ上等兵(22)、イ上等兵(22)にも全て殺人罪を適用し懲役12年を宣告した。また別の加害者である義務支援官ユ下士(24)には懲役10年を、イ一等兵(22)には罰金300万ウォンが宣告された。

 裁判所は判決文で「イ兵長らは暴行の過程で被害者が死ぬかもしれないということを分かっていたし、それを容認したと認めるに充分と判断し、殺人罪について有罪を宣告する」と明らかにした。

 イ兵長の刑量が減ったのは、イ兵長の家族がユン一等兵の遺族のための慰労金を供託した点を考慮したためという。ハ兵長らも遺族たちの善処嘆願により減刑された。

 加害兵士らは昨年3月からユン一等兵にタン唾をなめさせ、眠らせないなどの苛酷行為を犯し、10数回にわたり集団暴行した結果、4月初めにユン一等兵を死に追い込んだ容疑を受けている。

パク・ビョンス先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/686227.html 韓国語原文入力:2015-04-09 20:02
訳J.S(735字)

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