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韓国陸軍法務室長「ユン一等兵事件捜査は完ぺきだった」と強弁

登録:2014-08-13 19:25 修正:2014-08-14 07:41
キム・フンソク陸軍法務室長(立っている人)が4日午前、国会国防委員会に出席してユン一等兵死亡事件に関する議員の質問に答えている。 前列左側はハン・ミング国防部長官、右側はクォン・オソン陸軍参謀総長。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

キム・フンソク准将、軍のイントラネットに「軍検察が罵倒された」と投稿
‘不良捜査波紋’は政界とマスコミのせい…再捜査意志に疑問
「軍検察に対する名誉毀損には応分の責任を負わせるだろう」と脅迫まで

 韓国陸軍28師団のユン一等兵(21)死亡事件捜査の最高責任者であるキム・フンソク陸軍本部法務室長(准将)が、軍のイントラネットに「(ユン一等兵の死因などと関連した)一方的主張により、軍検察の捜査が誤解され不信感を抱かせた。 政界、マスコミ、市民団体が国民の怒りに便乗して(誤解と不信に)油を注いでいる」という‘公式’の立場を明らかにし波紋を呼んでいる。

 13日に『ハンギョレ』が確認したところ、キム室長は去る11日に陸軍法務官が使う内部コンピュータ・ネットワークに「最近の状況と関連した兵科長の立場」というタイトルでこの文を載せた。 キム室長が文を載せた時点は、ユン一等兵を暴行し死亡させたイ兵長ら先任兵に対して軍検察が「未必の故意による殺人罪」の追加公訴提起を前提に再捜査に出た直後なので、再捜査の意志を根本的に疑わせるものだ。

 韓国陸軍に所属する軍検察の総長格であるキム室長は、この文で28師団憲兵隊と軍検察官の判断について「軍検察による捜査は約一月にわたる暴行、苛酷行為と死亡に至る過程を完ぺきに特定し公訴を提起した。 その当時に作成された起訴状を見て、検察官の労苦と情熱に感心した。 非常に誇らしく考える」と一方的に肩を持った。

 続けて彼は「世論に押されて(加害兵士に傷害致死罪を適用した憲兵隊と28師団軍検察官の)法的判断を守れなかった。 28師団での死亡事故がマスコミに公開され、正確な事実関係に基づかない一方的主張で罵倒されており、みじめな心情」とし、矢を世論とマスコミに向けた。

 さらにキム室長は「不法に捜査記録を流出させ、捜査検察官の名誉を傷つけた人々に対しては適切な時期に応分の責任を負わせる方案を講じる」と付け加えた。

 キム室長はこれに先立つ4日に開かれた国会国防委員会緊急懸案質問に出席して‘殺人罪適用’に関連した議員の質問を受けると、「国民世論がそうであるので再検討する」と答えた。

ソ・ヨンジ記者 yj@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/651018.html 韓国語原文入力:2014/08/13 18:31
訳J.S(1196字)

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