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韓国軍の兵士暴行致死事件…軍人権センターが裁判傍聴を呼びかけ

登録:2014-08-03 20:59 修正:2014-08-04 06:29
軍人権センター、5日結審公判に参加する市民の申請受付
「加害兵士らに傷害致死罪ではなく殺人罪を適用すべき」
7月31日午後、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)の軍人権センターでイム・テフン同センター長が、去る4月に京畿道(キョンギド)漣川(ヨンチョン)の陸軍内務班内で先任兵士の暴行と苛酷行為の末に亡くなったユン一等兵の体に残っていた傷の写真を見せている。 連合ニュース

陸軍28師団で起きたユン一等兵苛酷行為死亡事件の結審公判が、予定通り5日に行われる。加害兵士らが殺人罪ではなく傷害致死罪で拘束起訴されたことに批判的な人権団体は、市民に裁判を傍聴することを呼びかけた。 結審公判は5日午前10時、京畿道(キョンギド)漣川郡(ヨンチョングン)全谷(チョンゴク)の28師団普通軍事裁判所で開かれる。

 傍聴を呼びかけた軍人権センターのイム・テフン所長は3日、「国防部は加害者に傷害致死罪を適用して最高刑の30年を求刑したと言うが、最高裁の量刑基準に従えば加害者らは10年~12年の刑を宣告される可能性が高い。30代には社会に復帰してくる」とし、「国防部は軍隊内の人権侵害事件を縮小させており、市民に裁判を傍聴してもらいたい」と呼びかけた。

 一方、国防部は1日、加害者に対する公訴を変更する計画はないと明らかにした。 殺人の意図性が立証されなかったという理由からだ。 国防部は4月9日、ユン一等兵に対する常習的な殴打と苛酷行為があった事実を確認し、イ兵長など兵士4人に対し傷害致死容疑、黙認したユ下士を暴行などの容疑で拘束起訴した。

 裁判の傍聴は身分証を持参すれば誰でも可能だ。 傍聴を希望する人は4日午前10時までに軍人権センターに申請すれば受け付けられる。 参加費は貸切バス費用と昼食代を含めて2万ウォン。 バスは5日午前7時30分にソウル光化門(クァンファムン)付近から出発する。 軍人権センター側は3日昼2時現在で市民20人が傍聴を申請したと伝えた。

チェ・ウリ記者 ecowoori@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/649560.html 韓国語原文入力:2014/08/03 17:52
訳J.S(998字)

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