本文に移動

韓国で帰農・帰村者 昨年8万855人…40代以下が42%

登録:2015-03-20 00:28 修正:2015-03-20 07:38
2013年より37%増え、過去最大規模
全羅道道順天郡外西面のタルナム農場のキム・ケス氏、ソン・ヒョンスク氏夫妻が天真爛漫な微笑を浮かべている。1999年に教師を辞め故郷へ帰農したキム氏は「農作業が最も大きな慰安で自負心」と話す。キム・ハクス氏提供//ハンギョレ新聞社

 韓国で昨年の帰農・帰村者数が4万4586世帯、8万855人に達した。 これは史上最大規模であり、2013年より37.5%も増えた数値だ。 帰農・帰村者は40代以下の世代が1次ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)より多かった。

 19日、農林畜産食品部の集計によると、2001年には880世帯に過ぎなかった帰農・帰村世帯は2010年4067世帯、2011年1万503世帯、2012年2万7008世帯、2013年3万2424世帯など急速に増えてきた。

 昨年の帰村者は3万3442世帯で、2013年の2万1501世帯より55.5%増えた。世代別に見れば、50代が9910世帯(29.6%)で最も多く、40代が7367世帯(22.0%)、30代以下が6546世帯(19.6%)、60代が6378世帯(19.1%)、70代以上が3241世帯(9.7%)だった。 40代以下が1万3913世帯(41.6%)に達した点が目につく。

 これは帰農・帰村が1次ベビーブーム世代(1955~1963年生まれ)から2次ベビーブーム(1968~1974年生まれ)以後の世代に広がっていることを示している。 帰農・帰村が引退者の専有物ではなく、若い世代にも選択肢になっているということだ。

 帰村地域は京畿道が1万149世帯(30.3%)で最も多く、忠清北道が4238世帯(12.7%)、済州道3569世帯(10.7%)の順だった。 依然として首都圏と近隣の忠清北道地域が好まれていて、済州道も選好地域に浮上した。

 一方、帰農者は1万1144世帯、1万8864人で2012年から3年連続で1万世帯を越えた。帰農世帯は50代が4409世帯(39.6%)で最も多く、40代が22.4%であった。 60代が21.4%、30代以下10.7%、70代以上5.9%の順であった。 帰農地域としては慶尚北道が2172世帯(19.5%)、全羅南道1844世帯(16.5%)、慶尚南道1373世帯(12.3%)の順だった。

世宗/キム・キュウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/683068.html 韓国語原文入力:2015/03/19 19:44
訳J.S(1021字)

関連記事