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[6・4地方選挙 異色の候補] 緑色党 地方選挙 初の候補者 7年前に帰農「生命に投票を」

登録:2014-05-13 22:08 修正:2014-05-13 22:32
忠南道(チュンナムド)議員選挙に出馬
チョン・ヨンヒ氏‘母さんが出た!’
チョン・ヨンヒ(46)氏

 6・4地方選挙忠南道(チュンナムド)議員緑色党候補として出馬した農民チョン・ヨンヒ(46・写真)氏。 彼女の選挙広報物に書かれた‘母さん’は世の中のすべての母親であり生命を抱いて世話する母性を指している。 去る2月21日、予備候補として登録した彼女は洪城郡(ホンソングン)第1選挙区(洪城邑(ホンソンウプ)、洪北・金馬・亀項・葛山面(カルサンミョン))を縫って緑色党を知らせている。

 チョン候補は帰農・帰村の草創期と言える2007年1月に夫、2人の息子と共に京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)から洪城郡(ホンソングン)に移ってきた。 12日、洪城郡のある食堂で会った彼女は落ち着いて話した。 「たくさん稼いで多く使って、いつも忙しくあるという都市生活が嫌いでした。 少し稼いで少し使って、代わりに時間を稼ぐことを決心しました。」その間、彼女は農薬・化学肥料を避けて、作物を植えた後に土の乾燥・侵食、雑草の発生を防ぐためにビニールを覆う作業(マルチング)もせずに農作業をしてきた。 農作業が尊く役に立って楽しい仕事だという思いで過ごした2011年3月、日本福島で原子力発電所爆発事故が起きた。 放射能に汚染された日本産水産物が輸入されて、その一部が学校給食にも使われる現実を防ぐ人や法がないという事実に衝撃を受けたという。 「空気・水・土地のように根源的なものが壊れれば人生を切り拓くすべての苦労が無駄になってしまうでしょう。」チョン候補を緑色党に自然に導いた悟りだ。

 2012年3月に創党した緑色党は、地方選挙史上初めて候補者を出した。 全国的に地方自治体長1人、広域議員3人、基礎議員8人が予備候補として登録した。 この内、忠南(チュンナム)緑色党はチョン候補を含め広域議員2人、基礎議員1人が出た。

 チョン候補は有権者に約束した公約18種類の中で、道議員に当選すれば安全な食べ物のために‘放射能の心配がない給食条例’を一番最初に作りたいと語った。 また、学校暴力を今までとは違って平和な方式で解決したいという抱負も明らかにした。 村ごとに図書館を作り、平和な学校作り実践宣言をしながら地域の子供・青少年が自分の家のように出入りできる地域児童センターと青少年憩いの場(文化の家)をもっと増やさなければならないとも話した。

 性格が内省的なので見知らぬ人の前に立つ選挙運動自体が初めにはしんどかったというチョン候補は‘話す選挙運動’をしている。 住民たちに名刺を渡して挨拶するだけでなく、緑色党の価値を知らせることも重要なためだ。 「人々を紹介されて互いに話して共感して、彼らを通じてまた他の人々を紹介されます。」旅客船セウォル号惨事で2週間選挙運動を中断していたが、この日から再び街に出て彼女は住民たちにこの話を必ず伝えたいといった。 「お金より生命に投票してください。」チョン候補の相手は道議員(8代)を務めたセヌリ党オ・ペグン(59)候補だ。 チョン・ジンシク記者 seek16@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/636865.html 韓国語原文入力:2014/05/13 21:31
訳J.S(1440字)

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