26日に朴槿恵(パク・クネ)大統領が今年最初の首席秘書官会議を主宰するのに先立ち、首席・特別補佐官らとの“ティータイム”の写真が27日報道され、官界で微妙な波紋を呼んでいる。
波紋を呼んだ理由は、ウ・ビョンウ民政首席(48・司法試験29回)がティータイムで18期先輩のイ・ミョンジェ民政特別補佐官(72・司法試験11回)を差し置き朴槿恵大統領の横に立っている姿の写真が撮られていたからだ。さらにウ主席は写真の中で唯一人、ジャケットの前ボタンをかけずに笑っている。
まず大統領府参謀たちの間から「今が笑っていられる時か」という反応が出てきた。 年末調整問題などで朴槿恵大統領に対する世論は悪く、一挙手一投足に気を使わねばならない時であるためだ。
“笑っているウ主席”の写真は検察内部からも雑音が聞こえてくるという。 検察の元高官はハンギョレとの通話で「ウ主席の性格がそっくりあらわれた写真」と話した。 彼は「期数から見ても、検察内序列から見ても、故郷(慶尚北道栄州)から見てもみな大先輩になるから、当然、大統領側にイ特別補佐官を立たせるべきだった」とし、「大統領が主宰する会議では緊張し礼儀上ボタンをかけるのが普通。大統領府では『ウ・ビョンウはよくやっている』、『大統領の信任が篤い』などと言われているが、人は順調な時ほど謙虚でなければならない」と評した。
ウ主席は2009年に最高検察庁中央捜査部1課長になり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を死に追い込んだ捜査を主導した。 盧元大統領が捜査中に自ら命を絶った後、当時イム・チェジン検察総長とイ・インギュ中央捜査部長ら検察首脳部が相次いで辞表を出したが、ウ主席は最高検察庁犯罪情報企画官と捜査企画官など要職をあまねく務め、2013年4月に検事長昇進から脱落して検察を去った。
以後、昨年5月に大統領府民政秘書官として公職に復帰した後「チョン・ユンフェ氏国政介入」文書問題の時に大統領府特別監察を指揮するなどキム・ギチュン大統領府秘書室長と緊密に呼吸を合わせた。
「捜査だけは最高」という評価が大半の意見だが、自信過剰な態度のせいで先輩や後輩の間で好き嫌いがはっきり分かれる。