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[速報]“ナッツリターン”チョ・ヒョナ前大韓航空副社長 拘束…拘置所収監

登録:2014-12-30 23:48 修正:2014-12-30 23:50
裁判所“事案が重く疑惑を組織的に隠蔽試図”
乗務員陳述の口裏を合わせたとされる
ヨ・ウンジン常務も共に拘束
チョ・ヒョナ前大韓航空副社長が30日夜、ソウル西部地裁で航空保安法違反と業務妨害、強要の疑いで拘束令状が発給され、ソウル南部拘置所へ向かっている。キム・ジョンヒョ記者//ハンギョレ新聞社

 航空保安法違反と業務妨害、強要の疑いでチョ・ヒョナ前大韓航空副社長について請求された事前拘束令状が発給され、チョ前副社長は30日夜ソウル南部拘置所に収監された。 ヨ・ウンジン大韓航空客室乗務本部常務(57)も共に拘束された。

 キム・ビョンチャン ソウル西部地裁令状専門担当判事は「事案が重く、事件初期から疑惑事実を組織的に隠蔽しようとする試みがあった点に照らして、拘束の必要性がある」として二人の拘束令状を発行した。 検察はチョ前副社長の拘束令状の犯罪事実に“証拠隠滅教唆疑惑”を含めはしなかったものの、令状実質審査では彼女がヨ常務とやりとりしたEメール資料などを提示して、証拠隠滅の憂慮にともなう拘束捜査の必要性を強調した。 検察はまた、チョ前副社長が今月5日、米国ニューヨークのケネディ空港で旅客機を回航させる際に、韓国国内にいたヨ常務に連絡しパク・チャンジン事務長に対する問責とそのための状況把握を準備させたという調査結果を明らかにした。

 この日午前10時10分頃、裁判所に出頭したチョ前副社長は取材陣の質問に何も答えなかった。 彼女は令状実質審査を終えて午前11時45分頃に裁判所庁舎を出て検察庁舎に移動する際にも、取材陣の度重なる質問に口を閉ざして自身を護送した検察職員に腕を組まれて頭を下げていた。 取材陣と検察職員がもみ合った過程では涙を見せもした。 彼女は法廷でも何度も涙を流したという。

 事務長と乗務員の陳述をチョ前副社長に有利になるよう口裏を合わせ虚偽の陳述を勧めた疑いを受けているヨ常務は、裁判所に出てきて取材陣に向かって疑いを積極的に否認した。 彼は「物議をかもして申し訳ない。だが破廉恥なことをしたことはない。 誰に金銭を与えたこともなく、誰かを脅迫したこともない」と話した。午後に令状実質審査を終えた後も「(国土交通部の調査内容を流出した疑いで拘束された)国土交通部調査官と金銭取引をした事実はない」として「チョ前副社長だけでなく、どこの誰からも証拠隠滅の指示を受けたことはない」と繰り返し主張した。

オ・スンフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/671580.html 韓国語原文入力:2014/12/30 23:19
訳J.S(1176字)

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