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大統領府、セウォル号関連「ハンギョレ」報道に対する訴訟で敗訴

登録:2014-12-24 20:06 修正:2014-12-25 06:40
ソウル中央地裁「原告、名誉毀損被害者とは認められない」
「ショック状態の子供がなぜ朴大統領の現場訪問に?」記事
キム・ギチュン秘書室長など4人5月に8千万ウォンの訴訟を提起
キム・ギチュン大統領府秘書室長らが訂正報道申請と損害賠償請求をした記事//ハンギョレ新聞社

 キム・ギチュン大統領府秘書室長が『ハンギョレ』を相手に提起した訂正報道および損害賠償請求訴訟で敗訴した。

 ソウル中央地裁民事25部(裁判長チャン・ジュンヒョン)は、大統領秘書室とキム室長、パク・ジュンウ前政務首席、ク・ウンス前社会安全秘書官(現ソウル地方警察庁長官)、イ・ミョンジュン行政官の4人がハンギョレとハンギョレ編集局長を相手に提起した訂正報道および損害賠償請求訴訟で24日、原告敗訴判決を下した。

 ハンギョレは朴槿恵(パク・クネ)大統領がセウォル号事故翌日の4月17日、珍島体育館を訪問した時に家族を失い一人だけが救助されたクォンさん(5)を慰める場面について、社会関係網サービス(SNS)の反応などを引用して「ショック状態だった子供がなぜ朴大統領の現場訪問に?」という題の記事を報道した。大統領秘書室はこの記事が自分たちの名誉を傷つけたとし、5月に訂正報道と8千万ウォンの損害賠償訴訟を起こした。

 裁判所は「訂正報道と損害賠償請求訴訟を起こすには、基本的に被害の事実が認められなければならず、被害者が特定されなければならないが、キム室長らは被害者とは認められない」と明らかにした。

キム・ソンシク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/670555.html 韓国語原文入力:2014/12/24 15:59
訳J.S(801字)

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