業務妨害・証拠隠滅教唆容疑など適用
客室担当常務など役員は不拘束起訴
検察が“ナッツリターン”事件を起こしたチョ・ヒョナ前大韓航空副社長(40)に対し22日、威力による業務妨害と証拠隠滅教唆などの容疑で事前拘束令状を請求することにした。検察はチョ前副社長の指示を受け事務長と乗務員の陳述を縮小・隠蔽のねつ造をした疑いがある大韓航空客室担当○常務など関連役員は不拘束起訴することにした。
ソウル西部地検刑事5部(部長イ・グンス)は20日、大韓航空法務室長を参考人身分で召還するなどちチョ前副社長の事前拘束令状請求のための詰めの補強調査を行った。検察関係者は21日「必要な調査はほとんど終えた。これまでの捜査内容を整理し22日に大検察庁に報告して協議した後、チョ前副社長の事前拘束令状を請求する方針」と語った。他の検察関係者は「犯罪容疑の重大さと証拠隠滅の可能性などを考慮した」と話した。証拠隠滅を主導した疑いがある○常務と他の大韓航空役員は総帥一家のチョ前副社長の指示により不法行為をした点などを考慮し不拘束起訴する方向だ。
チョ前副社長のナッツリターン事件が8日『ハンギョレ』を通じ発覚した後、参与連帯の告発(10日)、検察の大韓航空押収捜索(11日)、チョ・ヤンホ韓進(ハンジン)グループ会長の対国民謝罪(12日)、チョ前副社長の検察出頭(17日)などが続いた。この過程で大韓航空がチョ前副社長を保護するため関連証拠を縮小・隠した事実が明らかになった。
韓国語原文入力:2014.12.21 23:57