チョ・ヒョナ大韓航空副社長(40)が10日、威力業務妨害などの疑いでソウル西部地検に告発された。検察は告発状を受け付けると直ちに告発人調査を行うなど、捜査に速度を上げている。チョ副社長の処罰可能性が高いという観測が出ている。
参与連帯はこの日午後、チョ副社長を△威力業務妨害罪△強要罪△航空法および航空保安法違反の疑いで告発した。ソウル西部地検はチョ副社長の住所地である龍山区(ヨンサング)二村洞(イチョンドン)を管轄している。参与連帯は告発状で「財閥総師とその一家が、気に入らないという理由だけで数百人が搭乗している飛行機の安全と直結した事項まで思い通りにしたことに対して国民は茫然自失している。チョ副社長の行為は社会的責任のみならず法的責任も重い」と述べた。
告発人調査を受けたアン・ジンゴル参与連帯協同事務局長は「飛行機の運航と関連して権限のないチョ副社長が、オーナーの娘という圧倒的身分を利用して一方的に飛行機を回航させるため大声で叫び事務長を機内から降ろした。 これは威力業務妨害罪、航空法違反などに該当する」と明らかにした。
検察関係者は「チョ副社長の行為は、権限のない人が職員に義務ではないことをさせた典型的な業務妨害に該当すると見られる」として「速かに捜査に必要な手続きを踏む」と話した。