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チョ副社長擁護の大韓航空謝罪文に労組員が真正面から反論

登録:2014-12-09 14:41 修正:2014-12-10 06:07
大韓航空パイロット労働組合掲示板からのキャプチャー//ハンギョレ新聞

「チョ・ヒョナ副社長は正当だった」という大韓航空の公式立場に逐一批判
「リンゴを求める顧客にミカンを勧めたことが誤りか」
「本当に降りなければならないのは副社長だ」反論コメントの嵐

 「すべての誤りは事務長にあり、チョ・ヒョナ副社長のしたことは正当だった」という大韓航空の公式立場に対し激しい批判が提起されるなか、大韓航空操縦士労働組合のホームページ掲示板で大韓航空の謝罪文に反論する文が掲載され、ネチズンの関心を引いている。

 「笑わせるな」というIDの大韓航空操縦士労組員は8日、組合のホームページ「開かれた広場」の掲示板に「チョ・ヒョナ専務の件に関する大韓航空謝罪文に反論する」という題の文を上げ、「大韓航空謝罪文には航空安全および保安に関する法律に違反し経営者という理由で事務長を不当に降ろした越権行為に対する反省がない」として「呆れるばかり」と書いた。 この労組員は大韓航空謝罪文の全文を載せ、その謝罪文に逐一反論し、経営側の論理を一つひとつ崩していった。

 彼は「大韓航空の役員には航空機搭乗時に機内サービスと安全に対する点検を行う義務がある」という大韓航空の謝罪文に対して、「大韓航空の役員が機内サービス アイテムおよび非常装具の位置および手続きに対してどれだけ知っているのか?」と反問した。 また「事務長を降機させた理由は、最高のサービスと安全を追求しなければならない担当副社長の指摘にもかかわらず、規定と手続きを無視したという点」という部分に対しては「リンゴを求める顧客にミカンを勧める果物店の店員はその店の安全とサービスを追求しえいないと言うのか?」と反論した。

 この組合員はまた「機長は乗務員を指揮監督するが、客室乗務員を全体的に統率する事務長を降機措置した事例は大韓航空で聞いたことがない」として「乗務員教育は必要ない。該当役員の人格修養および倫理意識だけを直せば良い」と批判した。

 反駁文を支持するコメントも相次いだ。 ID「君降りて」は「本当に降りなければならない人は事務長ではなく、機内騒乱の乗客である副社長です。自分に相応しくもない職位を利用して、世間知らずな行動をしておきながら、問題になると機長に責任を押し付ける。その地位に座る器でもない…」と指摘したし、ID「ポスコ」は「ラーメン常務はまだ愛嬌があった。クビを切られたラーメン常務は悔しい思いだろう」と皮肉った。

 だが9日午前10時頃、大韓航空操縦士労働組合のホームページは閉鎖され、この掲示文を含むすべての文が見られなくなった。 ホームページが閉鎖された理由は現在まで確認されていない。

パク・スジン、イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/668169.html 韓国語原文入力:2014/12/09 11:51
訳J.S(1346字)

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