本文に移動

愛煙家たちの涙ぐましいタバコ値上げ対処法

登録:2014-12-04 17:48 修正:2014-12-05 11:44
愛煙家たちの涙ぐましいタバコ値上げ対処法。//ハンギョレ新聞社

 「タバコを半分に減らす」

 2日、国会本会議でタバコ2000ウォン値上げ案が通過した後、“四半世紀愛煙家”だった会社員のパク氏(44)はちょっと早めの新年の誓いをした。禁煙はできないので、一日一箱ずつ吸っていたタバコを半箱に減らして負担を減らすことにした。 いわゆる“折衷型”だ。 会社員イム・クァニョン氏(40)もパク氏と同じく“節煙”を選んだ。 イム氏は4日「一日に一箱半ずつ吸っていたが、半箱に減らすつもりだ。タバコにかかるお金は全く同じになるが、問題は成功するかだ…」と言って笑った。

 タバコの値上げを控えて、愛煙家の対応は千差万別だ。 この際タバコをやめるという“屈服型”も少なくない。 軍隊でタバコを習ったというイ・チャンウク氏(38)は「4000ウォンを超える金を出してまでタバコを吸い続けようとは思わない。きっぱりやめるつもり」と話した。 学生時代からタバコを吸ってきたという自営業者キム・ヨンド氏(39)も「タバコが上がるので、はやくやめてという妻の小言がすでに始まっている。タバコの臭いが嫌いなのでやめなければならないようだ」と心境を吐露した。健康の心配より経済的負担の方が大きいようだ。

 タバコを自分で栽培し干して吸うという“耕作型”もいる。 帰農して16年目のキム・メンス氏(56)は「野菜畑にタバコを植えようと、年初に組合にタバコの種について問い合わせしておいた。個人的に消費するだけで、販売しなければ問題ないと聞いた」と話した。 韓国のタバコ事業法には、タバコの栽培自体を規制する条項はない。 販売目的でないならば栽培は誰でも可能という話だ。

 どの方法もなく小遣い事情もひっ迫している人は“闇ルート”を探すと言った。 いわゆる“抵抗型”だ。 釜山に暮すキム氏(45)は「海外の市場ではタバコを安く売っている。信頼できないので今までは買わなかったが、タバコが値上がりするので、買って吸うことになりそうだ」と話した。 タバコの値上げが好ましくないタバコ取引につながるという憂慮は市民団体側でも提起されている。 韓国納税者連盟は3日「タバコの値上げでタバコの闇市場が活性化するだろう。 結局、闇市を管理する人々が受恵者になりかねない」と話した。

 買い溜めをするという“保存型”もいる。 10年間、煙を愛し続けたキム・ヒョンソク氏(29)は「たくさんは買えない。 出退勤時に、または通りすがりにあるコンビニで一箱ずつ買う。 周辺に私のような人は多い」と話した。

オ・スンフン、イ・ジェウク記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/667510.html 韓国語原文入力:2014/12/04 16:15
訳J.S(1221字)

関連記事